新型ICBM「火星18型」の発射映像
空へと向けられるミサイル発射台。

そこから発射されるミサイルの映像。

これは、4月13日Jアラートで警戒が呼びかけられる引き金となった北朝鮮の新型ICBM「火星18型」の発射映像で、14日午後北朝鮮のテレビが報道した。






朝鮮中央テレビアナウンサー:
敬愛する金正恩同士は新型大陸間弾道ミサイル「火星18型」の初めての試験発射を現地で指導されました。

ミサイルの前で、両手をポケットに突っ込んだまま、何やら指示を出す様子の金正恩総書記。

これらの写真に続いて映し出されたのは、4月13日を示すカレンダー。

続いて移動式発射台に載せられたミサイルの走行シーン。


発射台が停止すると、発射管の先端部分が外れる。


すると発射管がゆっくりと垂直方向へ。

「3・2・1・発射」

カウントダウンと共に発射管からゆっくりとミサイルが飛び出し、発射管を出たところでエンジンに点火。


ごう音をたてて飛行していった。

金総書記のほか、夫人や娘も立ち会ったとしている。


北朝鮮初となる固体燃料型の「火星18型」
今回の「火星18型」には、これまでの北朝鮮のミサイルと極めて大きな違いがあった。
2022年3月に行われた「火星17型」ICBMの発射映像では、発射台に直接載せられたミサイルが、そのまま飛んでいく。

これに対し、今回の「火星18型」はミサイルが筒から飛び出した後、空中で点火している。

「火星18型」は、これまでの液体燃料ではなく、固体燃料を使用。

固体燃料型のミサイルは、燃料を入れたままの状態でミサイルの保管や移動ができるため、液体燃料型より事前の探知や迎撃が難しくなると言われている。
浜田防衛相:(午前9時過ぎ)
北朝鮮は、これまでにも固体燃料推進のICBMなどの開発に言及してきており、引き続き総合的、専門的な分析を続けてまいります。

防衛省は13日、弾道ミサイルがレーダーから消失した理由について「極めて高い高度を飛んだことが原因だった可能性がある」とみて分析を進めている。
(イット! 4月14日放送より)