イスラエルでアラブ系の男が運転する車が歩道に突っ込み、観光客1人が死亡、7人がけがをする事故が起きた。

 
 
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カメラに映っていたのは道路を猛スピードで走る車。

ひっくり返った車を多くの人が取り囲んでいる
ひっくり返った車を多くの人が取り囲んでいる

車はそのまま歩道に突っ込み、ひっくり返ってボロボロになった。

場所はイスラエルの都市・テルアビブ。

アラブ系の男が運転する車が歩道に突っ込み、観光客1人が死亡、7人がけがをした。

警察はテロとみて捜査している。

 
 

事故が起きた日は、イスラエルが占領している別の場所でも銃撃事件が発生した。この銃撃で、イスラエル人の姉妹2人が死亡した。

背景にあるのは、イスラエル(ユダヤ教)とパレスチナ(イスラム教)の対立だ。

5日、イスラエル・エルサレムでは、パレスチナの人たちが礼拝中にイスラエルの警察が突入。

緊張の背景に”この時期特有の事情”

それ以降、両者は報復をし合っている。

緊張が高まっている背景には、この時期特有の事情があった。

ユダヤ教の過越の祭(4月5日~4月13日)とイスラム教のラマダン=断食月(3月22日~4月21日)が重なっていて、互いに宗教心が高まっているのだ。

 
 

パレスチナの武装組織「ハマス」は、車が突っ込んだことを称賛する声明を発表。暴力の連鎖はさらに続く可能性がある。

(「イット!」4月10日放送より)