名人戦で七冠に挑戦中の藤井聡太六冠が4月11日から「叡王」のタイトル防衛に挑む。
ファンも必勝祈願 藤井六冠の防衛戦前日の様子
4月10日午後4時過ぎ、東京・千代田区の神田明神でカメラを構える多くの人。

その先にいたのは、史上最年少の七冠へと挑んでいる将棋の藤井聡太六冠(20)。

11日から開幕する「叡王戦」防衛戦の第一局に臨む藤井六冠。その姿を一目見ようと、決戦の地・神田明神に多くのファンが詰めかけた。

千葉から来た“藤井推し”:
近くで見られたんで、マスクも外してくださってうれしかったです。

願掛けをする“藤井推し”、何を願ったのか?
千葉から来た“藤井推し”:
叡王防衛お願いします!
徳島から来た“藤井推し”:
力を出し切ってくださいとお祈りしました。
愛知から来た“藤井推し”:
(振り駒で)先手をお願いします。あとは聡太くんに任せるというふうに。

それぞれ愛知、徳島、千葉からやって来たと言う女性たち。藤井六冠にぞっこんだ。
徳島から来た“藤井推し”:
(藤井六冠の)考えるところが好き。全部が、オーラが、たたずまいが。
愛知から来た“藤井推し”:
将棋の神様の申し子みたいな感じだから。
史上最年少「七冠」のため防衛が不可欠
対局の前日(10日)、藤井六冠は保持するタイトル「叡王」の防衛成功を、挑戦者の菅井竜也八段はタイトル奪取を祈願した。

叡王戦は五番勝負で、先に3勝した方がタイトルを獲得する。

神田明神は、天下統一を果たした徳川家康が関ヶ原の戦いを前に「戦勝祈願」を行った場所。
藤井六冠には、将棋界の天下統一ともいえる八大タイトル完全制覇の期待がかかっている。

現在は7つ目のタイトル名人選に挑戦中で、史上最年少の「七冠」になるには叡王戦防衛が不可欠。
「熱戦にできるよう」前日会見で見せた静かな闘志
10日に行われた前日会見で、藤井六冠はタイトル防衛に静かな闘志をのぞかせた。

藤井聡太六冠(20):
名人戦と合わせて注目していただけるシリーズになると思っていますので、それに応えられるような熱戦にできるよう、がんばりたいと思っています。

菅井八段との対戦成績は、これまで藤井六冠の5勝3敗。注目の「叡王戦」五番勝負・第1局は、本日11日午前9時に始まる。
(「イット!」4月10日放送分より)