熊本県南部の山奥で、野ウサギが用水路で泳いでいる姿が撮影され、その動画がツイッターで300万回以上再生された。

用水路から、どんぶらこ、どんぶらこ…と流れてくる茶色い姿。

野ウサギだ。

3月31日、熊本県南部の山奥で撮影された映像だ。

野ウサギはしばらく流れに身を任せると、突然、足を使って泳ぎ始めた。

“犬かき”ならぬ“ウサかき”で、流れに逆らい泳いでいく野ウサギ。

撮影した猟師:
じっとして頭を上流に向けてぷかーっと浮いて流れてきた。びっくりした。見たことがない。毎日のように山に入っているが、泳いでいるウサギは初めて見た。「気持ちいい」といった雰囲気はあった。特に慌てる感じでもなかったので、不思議だなと思った。

ツイッターではこの野ウサギの動画が300万回以上再生され、ウサギが泳ぐ姿に驚く人が続出した。

ウサギは、泳ぎが得意なのだろうか。
「ウサギは泳ぐことまれ」
この件について、専門家に話を聞いた。

さいとうラビットクリニック・斉藤久美子院長:
ウサギが泳ぐこと自体まれ。好きこのんで泳がない。日本は湿度が高い季節がある。日本の動物って体をぬらしたがらない。珍しいシーン。

ウサギは足が着くところまで来ると、本来の“ウサギ跳び”で、山へ帰っていった。
(「イット!」 4月7日放送より)