MUJI新宿店にリサイクルの洋服

春の新生活が始まる中、東京・新宿にある無印良品の店舗で、気になる取り組みが行われている。

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「無印良品」の店だが、陳列されている商品は新品ではない。

取材リポート:
こちらの商品、この服とこの服でボーダーの幅が少し違いますね

並んでいる商品は少しずづデザインが異なっているようだ。

この店舗で扱うのは、客が長年愛用した洋服を回収したうえで再生させたリサイクル商品。

株式会社良品計画 素材開発担当・戸村幸太さん:
商品一点一点が違う物になります。宝探しをする感覚で見ていただけると

回収したままではなく、1枚1枚異なる布を合わせて作った商品や、藍色や黒などに染め直すなどして、新たな価値を持たせた商品を販売している。

店を訪れていた男性客は「価格の魅力もありますし、品質としても新品と遜色ない」と話していた。

24時間いつでも受付“買い取りロッカー”登場

服に限らず中古の品から好みのものを選ぶスタイルは、社会に広く浸透している。

中古品店の市場規模は、12年連続で右肩上がり。2021年は約2兆7000億円に到達した。

そうした中、アパレルや雑貨などの買い取り販売を行っているセカンドストリートは、試験的な取り組みを行っている。

買い取りを依頼した場合につきものなのが、査定を待つ時間。

買い取りを依頼した人:
(査定時間)20分だそうです。前は1時間くらいかかったので、きょうはそんな待たない方かな

この待ち時間をなくし、時間外にも受け付けるというサービスが、2023年の2月から一部の店舗で始まった。

使うのは、店の外に設置した買い取りロッカー。

ゲオホールディングス 広報課・中川稜さん:
24時間365日、待たずに買い取り受け付けができるロッカーです

スマホで買い取りを申し込み、指定されたロッカーに品物を入れておけば…

査定額が追って知らされるという仕組み。

ゲオホールディングス 広報課・中川稜さん:
営業時間内にご来店ができないという方もいらっしゃいますので、いつでも預けられるというところでメリットを感じているという声もいただいている

今後、中古品店の市場規模は、3兆円まで拡大する見込みとなっている。

(「イット!」4月6日放送より)