駐車場に止まった軽自動車から出てきた人物。
防犯カメラがとらえていたのは、両親を殺害したとして逮捕された19歳の男子大学生の逮捕直前の姿だった。
事件が起きたのは佐賀・鳥栖市の住宅。3月9日午後5時半ごろ、父親（50代）と母親（40代）が血を流して死亡しているのを、帰宅した長女（10代）が発見した。
夫婦はリビングの床の上に倒れていて、体にはそれぞれ複数の刺し傷があったという。
警察は現場の状況などから殺人事件として捜査。
事件後、連絡が取れなくなっていた大学生の長男（19）が事情を知っているとみて、携帯電話の位置情報をもとに行方を追っていた。
その結果、9日午後9時すぎ、山口・長門市のコンビニの駐車場で、軽自動車に乗っていた長男を発見したという。
駐車場を撮影した防犯カメラの映像を見てみると、長男は9日午後6時半ごろに駐車場に到着。
コンビニの店内に向かい、トイレを使用するなどして駐車場に長時間滞在していた。
午後10時過ぎ、長男が乗る軽自動車に20人以上の捜査員が駆け寄り、取り囲んだ。
この時、長男が両親の殺害を認めたことなどから、殺人の疑いで逮捕した。
警察によると、長男が乗っていた車の中からは、複数の刃物が見つかったという。
近所の住民「親子仲良さそうだった」
両親と長男はどのような関係だったのだろうか？
長男は福岡県の大学に通っていて、両親と離れて福岡市に住んでいた。
福岡市から両親が住む鳥栖市までの距離は約35km。そこから、長男が逮捕された山口・長門市は約200km離れている。
近くの住民は…
近所の人A：
お母さんと息子さんは仲良さそうな感じだったんですけどね。
近所の人B：
いつも通る時には高級車が止まってるなっていう印象で、良いお宅なんだろうなって思いましたね。
長男は警察の調べに対し、容疑を認めこう供述している。
長男（19）：
ナイフで刺して殺したことは間違いない。
警察は長男の動機や夫婦が殺害された経緯などを詳しく調べている。
（「イット！」3月10日放送分より）
