3月に入り、取材班がきのう1日に成田空港に向かうと、ある変化が見られた。
笑顔の中国人旅行客たちだ。
「(日本入国が)すごくスムーズでした」
「着陸から30分くらいで、出てこられました」
PCR検査“全員→一部”に緩和 一方でビザ“新規発行”できずいら立ちも
実は1日から、入国時の手続きがスムーズに変わったのだ。
新型コロナの“水際対策”として2月28日までは、到着時に中国から入国した人全てに、PCR検査が実施されていた。
しかし中国からの入国者の陽性率が低くなってきたため、1日からは、PCR検査の対象を一部に限定。これにより、中国から来る人のほとんどが、スムーズに入国ができるようになった。
そのためか、1日の中国からの到着便の中には、満席の便もあった。
中国から来た人:
焼肉やお刺身が楽しみです。築地でお寿司が食べたいです。
中国から来た人:
東京で1泊して、京都にも3日ほど滞在します。北海道にも行くよ。スノーボードの板も持ってきたんです。
また、中国からの直行便は、到着地が成田・関空・関西・中部の4つの空港に限られていたが、その措置もとりやめに。
今回の措置を受け、中国のSNSでは様々な声が聞かれた。
「(日本に)行きたい!」「ずっと待っていた」
こうした声の一方で、日本への観光ビザの“新規発行”がまだ認められていないことに、いらだつ声もあるようだ。
「ビザ、ビザ、ビザ…いつ開放ですか?」「意味ないじゃん」
コロナ前の水準に戻るのは、もう少し先のようだ。
(「イット!」3月1日放送より)
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