NHK党の立花党首は、24日の会見で、「議場での陳謝」の懲罰が決まった同党のガーシー参院議員の帰国について、「現時点では五分五分だと思っている」とした上で、「ガーシー氏の判断に委ねる」と強調した。

ガーシー氏は、昨年7月の初当選以来、国会への欠席を続けており、参院は22日、参院本会議での陳謝の懲罰を決めた。27日までに陳謝に応じるかどうか回答するよう求めている。

ガーシー氏は、22日、FNNの取材に対し、「それ(陳謝)をしないと議員を続けられないというのであれば、素直に受け入れる」と述べた。その一方で、複数の著名人を脅迫した疑いなどで捜査が行われていることから、「わざわざ拘束されるために帰るつもりはない」とも話している。

立花党首は会見で、ガーシー議員の帰国は「現時点では五分五分」との認識を示した上で、陳謝に応じるかどうかは「最終的には党というより、一参院議員としての判断になる」と強調した。

そして、「帰国する、帰国しない、何も回答しないの三択となる。(回答期限の)27日11時までに判断する。ガーシー氏の判断に委ねる」と述べた。

さらに、「国会に来ないのは迷惑行為ではない。国会に来ないという公約を掲げている人が懲罰だというのは違和感を感じる」と持論を展開し、懲罰をめぐる与野党の動きを批判した。

また、立花党首は、もしガーシー氏が除名となった場合、同党の比例で4位の得票だった斉藤健一郎副党首を繰り上げ当選させる考えを改めて示した上で、「繰り上げになっても国会に登院させない。(ガーシー氏と)同じような形でやって、様子を見たい」と述べた。