大手教科書会社が出版した高校の地図の教科書に、1000か所以上の間違いがあったことが分かった。

原因は…コロナ禍による在宅勤務 教科書会社にも影響

赤色などで、大量の訂正箇所が記された索引。

大量の訂正がかき込まれた索引のページ(東京書籍HPより)
大量の訂正がかき込まれた索引のページ(東京書籍HPより)
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間違いが見つかったのは東京書籍の「新高等地図」で、文部科学省の検定をへて高校1年生向けに発行され、2022年4月から約3万6000冊が使われている。

1000カ所以上の間違いが見つかった、東京書籍「新高等地図」
1000カ所以上の間違いが見つかった、東京書籍「新高等地図」

カンボジアの首都「ノンペン」を「ノンペン」と表記するなど、地名や索引の誤りなどが1000か所以上あったという。

ナミブ砂漠をナビブ砂漠、ドニゾロ川をドニエゾル川…多くの間違いが見つかった
ナミブ砂漠をナビブ砂漠、ドニゾロ川をドニエゾル川…多くの間違いが見つかった

東京書籍は、訂正した教科書を1月から配り始めている。

コロナ禍の在宅勤務が思わぬ所に影響を与えた
コロナ禍の在宅勤務が思わぬ所に影響を与えた

原因については、コロナ禍の在宅勤務でコミュニケーションが不足したことや、校閲が不十分になったことを挙げている。

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