トルコ南部で起きた地震は死者が2万5000人を超え、およそ115時間ぶりに妊婦と7歳の娘が救出された一方で、家を失い、氷点下の路上生活で子供が命の危険にさらされています。

トルコ南部、ガジアンテップの建物倒壊現場で、地震からおよそ115時間ぶりに妊娠6カ月の妊婦と7歳の娘が瓦礫の下から救出されました。

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一方で、震源に近いカフラマンマラシュでは家を失った人のための避難所が設置されておらず、かろうじて屋根のある場所でおよそ300人が生活しています。

政府からテントなどの支給もなく、氷点下になる厳しい寒さの中、子供が低体温症で病院に搬送されることもあったということです。

FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長:
みなさん冷たいコンクリートの上で、テントのない状況で避難者が生活しています。

避難している人:
一つのテントがあれば子供たちを入れられる。それだけでいいんです。他には何も望みません。

死者は、トルコと隣のシリアを合わせて2万5165人となり、救援物資が迅速に届けられる体制作りが求められています。

イット!
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国際取材部
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