ロシア軍はミサイルやドローンを使って、年の瀬になっても引き続きウクライナ国内への砲撃を続けている。これに対し、ゼレンスキー大統領は、2023年は防空体制を強化することを強調した。

ロシア国防省の報道官は30日、海と空からウクライナに対し大規模な砲撃を行い、エネルギーインフラ施設を攻撃したと明らかにした。さらに、この攻撃で軍需品の製造や輸送を阻止したとしている。

ウクライナ東部のドネツク州では激しい戦闘が続いていて、30日もロシア軍からの攻撃を受けた。野戦病院には連日、50人から100人の負傷者が運び込まれているという。
こうした戦況について、ゼレンスキー大統領は「少しずつ前進している地域もある」と述べた上で、ウクライナの対空防衛能力を強化していて、2023年はさらに増強させるとして、徹底抗戦を続ける姿勢を強調した。