数あるおもちゃの中から、どんなものを選んだら良いのか。子どもの成長に欠かせない、おもちゃの選び方を「おもちゃコンサルタント」に聞いた。

生きる力を養う「グッド・トイ」とは

堤良子さんは、子どもの発達とおもちゃの関係など、幅広い視点からおもちゃ選びをアドバイスする「おもちゃコンサルタント」として活動し、全国のおもちゃコンサルタントが認めた、優良なおもちゃで自由に遊べる「おもちゃ広場」を各地で開催している。

この記事の画像(11枚)

おもちゃコンサルタント・堤良子さん:
子どもたちは遊びによって五感を磨き、コミュニケーション能力を養い、生きる力をつけていきます。その手助けをするのが良いおもちゃ、「グッド・トイ」なんです

おもちゃ選びのポイントは6つだ。
まずは、「心地よい音」と「動きのバリエーション」。

おもちゃコンサルタント・堤良子さん:
これは「コビット」と言って、つなげて動かしたり、キャタピラのような動きをさせたり、回転したり、振って音を楽しんだりします。音や動きは表現活動の源になり、子どもの心をおもちゃに結びつける大事な条件です

つなげて動かしたり音を楽しんだりする「コビット」
つなげて動かしたり音を楽しんだりする「コビット」

また、「適度な大きさと重さ、感触の良さ」があると、飽きることなく遊べる。

大人も夢中に…子どもたちと触れ合いを

ヒノキなどで作られた「おんせん木玉ちゃん」は、水に浮かべて遊ぶ。

おもちゃコンサルタント・堤良子さん:
モグラたたきのように、たたいて遊びます。子どもは夢中になってたたきます

お風呂で遊べる「おんせん木玉ちゃん」
お風呂で遊べる「おんせん木玉ちゃん」

年齢問わず、「みんなで遊べるか」もポイントだ。

おもちゃコンサルタント・堤良子さん:
積み木やブロックなど、小さい子はまだ上手に積めなくても、壊すことは大好きです。まず壊れたときの音を楽しむんです。そして平面に並べるようになったり、さらに立体へと成長に従って、いろいろな積み方や遊びが考えられます

大人も夢中になるというおもちゃ「飛んでキャッチ」は、シーソーをたたいて、人形を玉にくっつける。高さを変えると難易度アップ! 最高記録を目指す。

このほか、言葉の発達にもつながる「美しい色や形」、「丈夫で壊れにくい」といった要素もポイントだ。

おもちゃコンサルタント・堤良子さん:
忘れてならないのは、遊んでいる子どもたちのそばに、大人が寄り添うこと。子どもたちは、手遊びをしてくれるお母さんやお父さんの声、顔や手が一番好きです。だから子どもさんと、いっぱい触れ合ってほしいと思います

(テレビ宮崎)

テレビ宮崎
テレビ宮崎

宮崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。