生物の多様性の保護などを話し合う国連の会議が始まりました。2030年に向け、新たな国際目標を設定できるかが焦点となります。
カナダのモントリオールで7日開幕した「COP15=生物多様性条約第15回締約国会議」は19日までの会期で、各国の代表者らが地球上の生態系保全について議論を交わします。
これまで、2020年までの達成を目指す国際目標が20項目掲げられていましたが、いずれも、達成されていません。
地球上の種の絶滅は、人間の活動によって自然状態に比べ最大1000倍のスピードで進んでいるとされるなか、今回の会議では、地球の陸域と海域のそれぞれ30%を保護区域に指定することなど、2030年までの新たな国際目標の採択を目指します。