イクラに、マグロ。正月を彩る食材にも、値上げの波が押し寄せている。

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細川商店の細川芳弘代表は、「一番値上がりしているのは、やっぱりマグロですね」と話す。

仙台市の市場で、本マグロは2021年、450グラムで約4000円。2022年は需要が高まる年末には、5500円程度になる見込みだという。

細川商店・細川芳弘 代表:
ずっと続いている原油の高騰で、コスト高が一番の要因。あとは円安かな。

値上げは、とろけるような舌触りと濃厚なうまみが魅力の、ウニにも及んでいる。

北海道釧路市の「露風庵」で出されるウニは、この時期になると、北方四島でとれたものになる。しかし、2022年の仕入れ値は、例年の倍。

露風庵・横田國勝さん:
こっちはね、一折6000円以上します。値上がりしちゃって。
これにちょっと安いものを混ぜて使うという感じ。それでもうちのウニ丼、一杯2300円で出したら、採算合わないです。

北方四島でとれるウニが値上がりしているワケも、やはり円安。北方四島産のウニは輸入品として扱われているため、円安で価格がはね上がっているのだ。

一方で、北海道産のウニも、赤潮などの影響で値上がりしている。
当面の間、文字通り“高値”の花となりそうだ。

(「イット!」2022年12月6日放送分より)