映画「ある男」の初日舞台挨拶が11月18日に行われ、主演の妻夫木聡さん、安藤サクラさん、窪田正孝さんらが登壇。安藤さんから“引退”を打ち明けられたという撮影時のエピソードや、飛行機内でのちょっぴりさみしい思い出を語った。
安藤サクラの“引退発言”に動揺
舞台挨拶には、主演の妻夫木聡さん（41）、安藤サクラさん（36）、窪田正孝さん（34）、清野菜名さん（28）、小籔千豊さん（49）、坂元愛登さん（13）の豪華俳優陣と石川慶監督が登場。
映画は、妻夫木さん演じる弁護士の城戸が、かつての依頼者である里枝（演：安藤さん）から、亡くなった夫「大祐」（演：窪田さん）の身元調査という奇妙な相談を受け、他人になりすましていた“ある男”の真相に迫るというストーリー。愛と過去をめぐる、ヒューマンミステリーだ。
阿部華也子キャスター：
皆さん難しい役どころだったと思うんですが…。
窪田正孝：
本当にこの映画で…
窪田さんが話す隣で、妻夫木さんがめざましくん人形の両手を動かし、なにやらアピール？窪田さんも「シュッシュッ」と言いながら同じ動きをし始めた。
阿部華也子キャスター：
遊び始めちゃった（笑）ボクサーの役ですよね。
窪田正孝：
そうですね。でも、そんなにボクシングがフィーチャーされているわけじゃないので…
と、再び妻夫木さんと向き合い、めざましくん人形をコミカルに動かす。どうやらボクシングの対戦を再現していたようだ。
安藤サクラ：
すごくさみしいんです（笑）
2人の仲の良さに思わず妬いてしまう安藤さん。撮影中のある発言で、妻夫木さんを動揺させてしまったそうで…。
妻夫木聡：
サクラちゃんが「私ね、やっぱりこの仕事に向いてないと思うの。久しぶりに現場に入ったけど、やっぱりこれで終わりにしようかなと思うんだ」って言ったんですよ。うわぁ、とんでもない作品で一緒になっちゃったなと思って。これで引退になっちゃうんだって思ってたんですよ。
妻夫木聡：
（撮影から）1年半たって、なんとなくテレビを見ていたら「安藤サクラ主演」って。え!? やってんじゃん普通にと思って（笑）何だったんですか、あれは!?
「初日から監督の演出でボロボロになっていた」という安藤さん。自分の演技に自信をなくしていたそうだが…。
安藤サクラ：
でも日数を重ねたら、「やっぱり現場大好きだ」ってなって。自信がなくても現場に行けるんだったら、続けていこうと思えた作品です。
と笑顔で振り返った。
飛行機で隣の席に座ったのは…？
仲の良い3人だが、一緒に行った第27回釜山国際映画祭では、妻夫木さんだけ飛行機の中で仲間はずれに…。
司会者：
飛行機の中ではどのように過ごしてたんですか？
窪田正孝：
サクラさんとは釜山の帰り、ずっとしゃっべてました。
安藤サクラ：
席に座ってから、ずーっとしゃべってました。
窪田正孝：
妻夫木さんは英語の勉強をされていたりとか、映画を見られていたりとか。
妻夫木聡：
2人（窪田正孝さんと安藤サクラさん）は席が隣同士だったんですよ。僕だけ知らないおじさんが隣で…。
舞台挨拶でこう話していた妻夫木さん。めざましテレビのインタビューで詳しく聞いてみると…。
阿部華也子キャスター：
妻夫木さんは知らないおじさんの？
妻夫木聡：
知らないおじさまの隣だったので、自分の世界に入るしかなかったんですけど…。2人はずっと話してるんですよ。何を話してるの？
窪田正孝：
（安藤サクラさんが）体のこととか、食べるものとか。健康にすごく興味を持たれてるので。僕もそういうのに気をつけているほうなので、そういう話でずっと盛り上がってました。
安藤サクラ：
何でも困ったら窪田に聞け！って、私は思っているので。困ったら窪田！
妻夫木聡：
せめて隣にね、監督とかもいるわけだから…。
窪田正孝：
こっちは3人並んでたんですけどね（笑）なんだったんですかね。
妻夫木聡：
俺だけ仲間はずれってことだ！
窪田正孝：
そうなんですよね。
妻夫木聡：
何でだよ…。
飛行機ではさみしい思いをしたという妻夫木さん、仲良しの窪田さんと今回は共演シーンがなく、次は「兄弟役をやってみたい」と話していた。
（「めざましテレビ」11月21日放送）
