秋篠宮ご夫妻は「全国障害者スポーツ大会」の開会式に出席するため、10月28日から2日間、栃木県を訪問されました。
秋篠宮ご夫妻 特別支援学校をご視察
28日には、宇都宮市の特別支援学校で知的障害がある生徒たちによる介護実習を視察されました。

生徒が2人一組となり、車いすからベッドに移す、介助の仕方を学ぶ姿をご覧になり、ご夫妻は生徒に「難しいですか?」「今度は?交替してやる?」などと笑顔で話しかけていらっしゃいました。
「全国障害者スポーツ大会」開会式に初めてご出席
秋篠宮ご夫妻は、翌29日、宇都宮市で開かれた「全国障害者スポーツ大会」の開会式に臨まれました。台風やコロナ禍の影響で、4年ぶりの開催となったこの大会。

ご夫妻は初めて開会式に出席され、入場行進をする選手たちに拍手を送られました。

《秋篠宮さま おことばより》
『いちご一会とちぎ大会』に参加される選手の皆様には、日頃の練習の成果を存分に発揮して競技に臨んでいただきたいと思います。
それとともに、今回はまだ、種々の制限があることとは思いますが、全国各地から集われた選手同士、そして多くのボランティアや地元の方々との交流を深められ、この大会の思い出を作っていただきたいと思います。

その後、大会のシンボル炬火(きょか)が点火され、選手代表の宣誓が行われました。

歓迎演技をご覧になりながら、ご夫妻は3日間にわたる大会の成功を願っていらっしゃいました。

正式種目となった「ボッチャ競技」をご観戦
開会式終了後、ご夫妻は那須塩原市で、今大会から正式競技となった「ボッチャ」を観戦されました。

ボールを投げ、目標の白い球にどれだけ近づけられるかを競うこの競技。お2人は、説明を聞きながらボールに触るなど、熱心に観戦されていました。

佳子さま 聴覚障がい者のバレーボール競技をご観戦
10月30日には、次女の佳子さまが宇都宮市で、聴覚に障害のある選手たちによるバレーボール競技を観戦されました。

「いちご一会」という大会のキャッチフレーズに合わせたような、イチゴ色のイヤリングを身に着けられた佳子さま。

得点が入るたびに、手話で拍手を送られていました。

伝統工芸「結城紬」の機織りもご覧に
佳子さまはこの日の午後、 小山市の紬織物技術支援センターを訪ねられ、 地元の伝統工芸品「結城紬(ゆうきつむぎ)」の 機織りの実演をご覧になりました。

ユネスコの無形文化遺産に登録されている美しい織物に、興味を持たれていたということです。
(11月13日放送「皇室ご一家」)