新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で、リモートワークを実施している企業も増えているだろう。しかし、仕事とプライベートの区切りをつけることが難しいなど、困惑している人もいるかもしれない。
そんな中、ユニークな方法でリモートワークをしている様子がTwitter投稿され、話題となっている。
それがこちらだ。
1ヶ月以上、押入れに出勤してる... pic.twitter.com/NRBG99q0cN
— ニシムラタクヤ (@takchaso) May 2, 2020
1ヶ月以上、押入れに出勤してる...
コメントと共にTwitterに投稿されたのは、iMacやキーボード、引き出しや小物入れなどが押し入れの上段に置かれている画像。押し入れを開けると作業スペースが現れるさまは、どこか子どもの頃の秘密基地を思わせるような雰囲気も漂っている。

Twitterでは「自分もクローゼットに詰めてます。参考になる!」「わたしもシェアハウスに住んでいたときは押入れデスク、してました。この小さなスペースの秘密基地感がとっても好きだった。」など、押し入れを活用している声も上がり、約3万9千件のリツイート、約24万1千件いいねがつくなど話題となっている。(5月13日時点)
投稿したのは、東京都在住の会社員「ニシムラタクヤ」(@takchaso)さん。
なぜ押し入れに作業スペースを作ったのか?また、“押し入れ出勤”はオンオフの切り替えがしやすいのか?ニシムラタクヤさんにお話を伺った。
「3年前からやっています」
ーーなぜ押し入れを使って作業をしようと思った?
デスクが欲しくなったが、デスクを置くスペースがなかったからです
ーーちなみに自宅の間取りは?
2DK 約50㎡です。
ーーいつからこうしている?
3年前からです。
ーー押し入れをデスクにするのは大変だった?
さほど大変ではなかったです。
ーー押し入れの中にはどんなものが入っている?
押し入れに入っているのは、iMac・キーボード・マウス・物を置くための棚・カメラ・レンズ用の防湿庫・バンカーズボックスと無印良品の収納・延長コードです。

「快適です。会社ほどは集中できません」
ーー押し入れでの作業は快適?集中できる?
快適です。会社ほどは集中できません。
ーー仕事をするときだけ押し入れを開ける?
仕事に関わらずいつも開けています。
ーー困ったことはある?
デスク面が高く、合う椅子があまりないです。
ーー押し入れで作業することによってオンオフの切り替えができる?
僕の場合、プライベートで使っていたものをそのまま使っているので、押し入れが理由でオンオフが切り替えられることはありません。
ーー在宅作業が続いてストレスはたまらない?
適度にリフレッシュしています。ベランダに出るとか、散歩するとか。ストレスは溜まっていません。

「押し入れ仲間がいて嬉しかった」
ーー元々押し入れの中に入っていたものはどうしている?
他の押し入れに入れています。
ーー反響はあった?
Twitterで多くのいいねを頂きました。
ーー「かっこいい」と言われていることについては?
恐縮に思っています。
ーー“押し入れ仲間”がいたことについては?
嬉しかったです。 ユニークな使い方を見られて楽しかったです。

デスクを置くスペースがなかったという現実的な問題から作ったそうだが、快適に作業できているということだった。子供の頃に憧れた秘密基地の気分を味わえそうなので、やってみたいという人もいると思うが、押し入れの上段だと、デスク面が高くて合う椅子があまりないというのが難点ということなので注意してほしい。
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