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宮城県にある角田市郷土資料館で、ある“異変”が起きていました。
8月23日に撮影された映像には、松の木のまわりを飛ぶ無数の“セイヨウミツバチ”の姿が。

羽音を聞きつけた碇子幸枝副館長が松の木を見ると、ミツバチは、ものの10分で40センチほどのかたまりになったといいます。

角田市郷土資料館・碇子幸枝 副館長:
最初丸かったのが、四角いあんどんみたいに、形がフォーメーションじゃないんですけど変わったり

形を変化させながら、どんどんと大きくなった蜂のかたまり。
実はこの行動は、新しい女王蜂が生まれたことで、古い女王蜂が働き蜂の半数を連れて新しい巣に引っ越す「分蜂」と呼ばれる行動なのです。

野々山養蜂園の野々山純さんによると、本来「分蜂」は春に多い現象だそうです。しかし今回は、お盆を過ぎ涼しくなってきた“春のような気温”によって、巣別れを起こしたのではないかといいます。

しっかりと休憩をしたセイヨウミツバチたちは数時間後、新居を求め、再び飛び立っていったということです。

(めざまし8 8月26日放送)