パーティーで騒ぐ動画がSNSに流出し、薬物検査をする騒ぎになっていたフィンランドのマリン首相について、首相府は8月22日、「陰性だった」と発表した。
この問題は、マリン首相が私的なパーティーで歌ったり踊ったりして騒ぐ動画が17日にSNS上で流出し、別の参加者が違法薬物を示す言葉を叫んでいたことから、薬物疑惑が浮上したもの。

マリン首相は潔白を示すために19日、自ら薬物検査を受け、首相府は22日、検査結果が「陰性」だったと発表した。
フィンランドでは騒動発覚後、同様にパーティーで友人らと歌ったり踊ったりする動画を投稿してマリン首相を支援する女性が相次ぐ一方、「取り巻きに誰をおくか、判断に誤りがあると指摘される可能性がある」と批判的な見方も出ている。
また、フィンランドが隣国ロシアによるウクライナ侵攻後、NATO=北大西洋条約機構への加盟を申請していたことから、一部の現地メディアでは「ロシアがアカウントをハッキングして動画を流出させた可能性がある」と指摘する専門家の見方が紹介されていた。
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