夏休みを利用して、子どもや高校生が職業を体験するイベントが開かれた。

プログラミングでゲーム作り!ITを体験

8月19日・20日、新潟・三条市で開かれたのは、子どもたちが職業を体験する「キッザニアマイスターフェスティバル」。
このイベントは、子どもたちに将来の職業を考えるきっかけにしてもらおうと、毎年、夏休みの期間に開催されている。

夏休み期間に開かれるキッザニアマイスターフェスティバル
夏休み期間に開かれるキッザニアマイスターフェスティバル
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2022年は300人を超える子どもが参加し、三条市伝統のものづくりを含め、29の仕事を体験した。

29の仕事を体験
29の仕事を体験

齋藤正昂アナウンサー:
こちらの教室では、子どもたちがプログラミングをしてゲーム作りに挑戦しています。パソコンに向かう姿は、さながらITエンジニアです

ゲーム作りに挑戦
ゲーム作りに挑戦

三条ものづくり学校では、子どもたちがパソコンでキャラクターを操作して、飛んでくる矢を避けるゲームを作成。講師からのアドバイスを受けながら、慣れないプログラミングに挑戦していた。

こちらの体験、ゲームが動いたら完成!ではなく、子どもたちはそれぞれ、家族や友達など遊んでもらう人に楽しんでもらえるようにゲームをカスタマイズしていく。

参加した子ども:
もとは右から左だけの矢の動きだけど、右左上下から出るようにカスタマイズしている

参加した子ども:
同じようなプログラムでも、ちょっとずつ違うところがあったので、そこを変えるのが難しかった

店舗デザインを学ぶ…体験通して新たな発見も

それぞれ、こだわりが詰まったゲームを作成した子どもたち。
しかし、職業体験はこれで終わりではない。
子どもたちに手渡されたのは給料。三条ものづくり学校内のお店では、お菓子やおもちゃを買うことができる。さらに…

給料でおもちゃを購入
給料でおもちゃを購入

齋藤正昂アナウンサー:
給料が使えるこちらのお店。レイアウトも子どもたちが考えました

お店のレイアウトを考えたのも子どもたち
お店のレイアウトを考えたのも子どもたち

店舗デザインの職業体験では、図面を引くだけでなく、実際に商品を配置して、ポップの作成も行った。

店舗デザインの職業体験
店舗デザインの職業体験
ポップも作成
ポップも作成

参加した子ども:
手に取りやすさ、見やすさを工夫していたのが意外だった。スーパーや食品が売っているところに行ったら、そういう目線で見ようかなと思う

航空業界目指す高校生…特殊車両を見学

一方、新潟空港には将来は航空業界で働くことを目指している10人の高校生が集まった。

高校生たちはまず、「GSE(空港地上支援車両)」と呼ばれる特殊車両を見学。飛行機の翼に積もった雪を水圧で除去する車両など、様々な車両を見て回る。

様々な車両を見学
様々な車両を見学

こちらのトーイングトラクター、驚くのはタイヤの大きさだけでなく、1台約8000万円の価格と大きなエンジンの音。

トーイングトラクター
トーイングトラクター

特別に乗車した高校生は、辺りをキョロキョロ。運転席の高さを高くすることで、後ろを見ることもできた。

高校生を乗せた運転席が上昇
高校生を乗せた運転席が上昇

参加した高校生:
乗れてうれしかった

初の操縦体験 夢のパイロットへ「思い強くなった」

この取り組みは、トキエアと業務提携を結ぶ桜美林大学が、航空業界に興味を持つ生徒たちを増やそうと企画。プログラムは見学だけでなく…

杉山萌奈アナウンサー:
ハンドルを握って、飛行機の操縦体験です!画面にはスイッチがたくさん付いていて、コックピットが再現されています

飛行機の操縦を体験
飛行機の操縦を体験

パイロットを目指す長岡市の高校1年生・大田架さんも、初めて操縦を体験した。

パイロット志望の大田架さん
パイロット志望の大田架さん

パイロット志望 大田架さん:
「航空業界に携わりたい」という思いが強くなった。雲を抜けたきれいな空、地上で味わえない景色を自分の操縦で見てみたい

桜美林大学 宮崎邦夫 教授:
私どもで育てて、航空人材として地方にお返ししていく。各空港を中心に地方が発展していく。産学連携していければ

高校生たちも、自分の将来を考える貴重な一日になったようだ。

(NST新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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