この夏、コロナ禍で中止となっていた“工場見学”が、続々と復活を遂げています。
そんな中、新たに旅行情報誌「じゃらん」が、「子どもの学びになりそうな工場見学ランキング」を発表。1位に輝いたのは、なんと、造幣局。人気の秘密を探りました。

工場見学1位「造幣局」“ピカピカ”硬貨製造過程に興味津々

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先日、旅行情報誌「じゃらん」が発表した「子どもの学びになりそうな工場見学ランキング」で、おなじみ、JALの工場見学や食品サンプルの製作体験などを抑え、堂々の1位に選ばれたのは、硬貨などを製造する「造幣局さいたま支局」。

日本に3カ所ある造幣局のうちの1つです。実際に行ってみると、確かに工場見学を楽しむ子供たちの姿を発見!
中でも、彼らを魅了していたのは、何も刻印されていない、まっさらの硬貨。

竹俣紅キャスター:
光の反射の仕方が普通の硬貨とは全然違います。つやつや反射しています

これは、コレクターなどが集める、「プルーフ貨幣」と呼ばれる特別なコインで、通常の硬貨と比べてみるとキラキラしています。「造幣局さいたま支局」では、こうした特殊な硬貨の製造過程を間近で見ることができるのが魅力のひとつ。

次に見せてもらったのは、模様を入れる前に、ごみや油を念入りに取り除く作業。

竹俣紅キャスター:
上が磨く前で下が磨いた後。全然違いますね。光の反射の仕方も全然違います。

それを、くもりや傷がないか、人が1枚1枚、丁寧に目視で確認。その後は、機械が模様などを刻み込んでいきます。全てが機械任せではなく、人の手をかけて作られる様子に、子どもたちは興味津々!

見学した子ども:
こんなに手間かけて、こんなにピカピカしたのを作っているんだなと思いました

親:
思った以上に興味持ってもらえたので連れてきて良かったなと思いました

数ある工場見学の中で今、「造幣局」がなぜ人気なのか。その理由について、工場見学のエキスパートはこう分析しています。

工場見学のエキスパート
神戸国際大学 経済学部 中村智彦教授:
通常ですと(人気上位は)食品工場が多かったんですね。ところがコロナ禍になって食品関係の工場の見学というのがどうしてもできなくなっている。造幣局なんかは博物館を持っていたり、見学ができるということで、そういう点でも人気になっているのだと思います。

(めざまし8「#NewsTag」8月11日放送)