私がお伝えしたいのは「佳子さまとガールスカウト」です。
秋篠宮家の次女・佳子さまはガールスカウトのキャンプを視察しキャンプファイヤーなどを通じて中高生と交流されました。
また、ボーイスカウトの活動には上皇さまや天皇陛下も長い間、参加されています。
ポイントはこちら。
「皇室で受け継がれる健やかな成長を願う思い」注目です!
【注目ポイント・記者解説】
佳子さまのガールスカウトとの関わりは12年前に遡ります。
2010年、高校1年生だった佳子さまは、母親の紀子さまと共に初めてキャンプを訪れ、国内外の同世代の参加者とお揃いのTシャツを着て交流されました。
佳子さまはその後も定期的に活動状況の説明を受け、去年行われた日本のガールスカウト運動100周年の記念行事には、「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限活かす道を選べるようになることを、そしてそれがあたりまえの社会になることを切に願います」とのメッセージを寄せられました。
皇室とガールスカウト・ボーイスカウト運動の繋がりは長く、イギリスで始まったガールスカウトが日本で発足し、1957年の第1回全国大会以降、節目の年には女性皇族が出席を重ねています。
天皇陛下の妹、黒田清子さん(当時紀宮さま)は10代で初めて上皇后美智子さまと共にキャンプに参加し、結婚により皇室を離れるまで行事への出席を続け、その後紀子さま、そして佳子さまへと活動が受け継がれました。
一方、ボーイスカウト運動は、上皇さまから天皇陛下へと受け継がれ、陛下は1978年に上皇ご夫妻と共に全国的なボーイスカウトの大会「日本スカウトジャンボリー」に出席して以降、継続的に大会に足を運び、単身で野営体験にも参加されています。
陛下はこうした思い出を、2007年の式典で「皆さんと共に野外での炊事やテント生活などの野営体験をしたことは、今でも大切な思い出として深く心に刻まれています」と振り返られました。
今年はボーイスカウト日本連盟の設立から100周年の節目を迎え、7日に都内で行われた「日本スカウトジャンボリー」には秋篠宮ご夫妻が出席されました。
「自分で考えて行動する」というスカウト活動の理念に共感し、少年少女の健やかな成長を願う思いは、皇室の中で長い年月、大切に受け継がれています。
(フジテレビ社会部 髙澤 真澄)