空き家バンク成功で移住者増加！伝統芸能「神楽」も盛んな安芸高田市【広島発】

「Mining Furusato～ふるさと掘り起こし～」では、広島県内にある23の市町の地域情報をお届けする。
今回は、広島県の北部にある安芸高田市。

安芸高田市・地方創生推進課の戸田邦昭さんと一緒に、安芸高田市の魅力を紹介していく。

ーーまずは、安芸高田市について

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
安芸高田市の人口は、2万8,290人で、面積は、約537平方km。
広島市の隣で、島根県にも接しています。
平成16年に旧高田郡6町、吉田町、八千代町、美土里町、高宮町、高田町、向原町が合併して誕生しました

ーー自然豊かなイメージです

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
米や野菜の栽培が盛んで、四季折々に美しい姿を見せる自然が自慢で、ちょうど、田んぼに水がはられ、田植えが始まりました。山の黄緑色や真っ青な空が田んぼに映り、1年のうちでも有数なきれいな時期になっています

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
2つ目に挙げたいのは、戦国の知将・毛利元就が生涯を過ごした地ということです

ーー毛利元就といえば毛利家も中国地方の雄ですが、どういうつながりがある?

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
毛利元就が本拠地としていた郡山城が、安芸高田市吉田町ににあります。標高が390m、中国地方でも最大級の山城跡で、元就は、今もこの山の中腹に眠っています

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
3つ目は伝統芸能、神楽です

ーー神楽といえば、神楽ドームもありますもんね

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
現在、新型コロナウイルスの影響で、神楽門前湯治村の公演はお休みしていますが、市内に22の神楽団がありまして、舞の技を磨いています。ほぼ年間を通じて、団員は仕事や勉学のかたわら、継承と保存に努めています

ーー神楽の継承という面はどうでしょうか?

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
後継者育成ということで、地元の子どもたちに神楽を教えている神楽団も多くあります。また地元・吉田高校には、神楽部があります

ーー部活としてもある?

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
創部20周年を迎え、現在も16人の部員が練習に励んでいます。毎年夏には、全国の高校生が安芸高田市に集いまして、「神楽甲子園」が開かれています

ーー甲子園はどのくらいの高校が集まる?

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
15を超える高校から毎年集まってくれています

ーー神楽部の生徒さんたちは、その後も続けてらっしゃいます?

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
この神楽部に入った生徒たちが地元の神楽団に入り、地元を支えてくれている若者になってくれている子どもが多いので、ありがたいと思っています。ただ、残念ながら2020年の夏に予定されていた「神楽甲子園」は新型コロナウイルスの影響で中止となりました

ーー安芸高田市というと、広島市に隣接していますよね?

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
広島市中心部から、国道54号線で約1時間で安芸高田市に着きます。その便利さから、近年では、Uターン・Iターンの方が増えているんです

ーー豊かな田園の中で暮らしたいという方もいらっしゃるんでしょうね

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
安芸高田市にも空き家を有効活用する「空き家バンク制度」があります。その成約状況なんですが、平成25年に13世帯だったものが年々増え、2019年は55世帯となりました

ーー成約件数が増えたきっかけは?

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
空き家バンクの空き家を購入したり、改修したりすることを応援する市の補助金があることもそうなんですが、すでに安芸高田市に移住された方や、地元の皆さんのサポートが広がっていることが口コミなどで広がっていることが、大きいのかなと思います

ーー最後にもう1つPRをお願いします

安芸高田市地方創生推進課・戸田邦昭さん：
安芸高田市に移住された3名の方が、自身の移住体験をブログにつづった「里山サバイバーズ」というウェブサイトがあります。移住に興味のある方は見ていただけたらと思います

(テレビ新広島)

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