歴代最多タイ"最終予選4試合連続"ゴール
11月のカタールワールドカップ(W杯)まであと100日あまりと迫るサッカー日本代表。7月29日にベルギー1部リーグ・ゲンクからフランス1部リーグのスタッド・ランスへの移籍が発表された伊東純也(29)は、W杯を見据えて新天地で更なる成長を狙っている。

窮地の森保ジャパンに現れた救世主。2月1日に行われたW杯アジア最終予選サウジアラビア戦で歴代最多タイの"最終予選4試合連続"ゴールを決めた伊東。試合は2-0で日本が勝利し、W杯出場権獲得を確定させた。

独占インタビューで語った本音
日本をカタールの地へと導き、確固たる地位を築いた伊東にフジテレビが独占インタビュー。カメラを前に語ったのは「意外な言葉」だった。
「レベルアップしないといけないなと思いますし、このままではいけない」

日本代表・伊東純也ー
森保ジャパンの主軸として右サイドに定着した伊東は、今や代表チームにとって絶対的な存在となった。さらに所属していたベルギーのゲンクでも、昨シーズンのリーグアシスト王に輝くなど、今最も勢いに乗るアタッカーだ。7月には、欧州5大リーグに数えられるフランスのスタッド・ランスへの移籍を発表。パリ・サンジェルマンなどトップレベルのクラブも在籍するリーグへステップアップを果たした。移籍発表から間もない7月25日に実戦デビューするといきなりアシストを記録し、新天地で上々の滑り出しを見せた。
「自分の持ち味『1対1』のところでは…」
そんな彼の最大の武器は、一瞬で相手を置き去りにする「スピード」と「ドリブル」。

「サッカーはパスを受ける回数がそんなに多くなくて、仕掛ける場面なんて本当に試合によっては1~2回とか。自分の持ち味の『1対1』のところとかも、全部抜けるくらいやっていきたいなと思います」


伊東が語ったW杯への危機感…
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの伊東だが、W杯の話題になるとー

「『難しいグループに入ったな』と率直に思います。(グループステージを)日本は抜けられないって、世界的にも客観的にもみんなが思っていると思う」と吐露する。


ドイツやスペインといったW杯優勝経験を持つ強豪国と同じグループEに入った日本。

ブラジルとの強化試合で感じた"差"
試金石となった6月のブラジル(FIFAランキング1位)との強化試合は枠内シュート"0"に終わるなど0-1で敗戦。世界トップとの差を伊東はまざまざと感じさせられたという。


「ボールは持てるんですけどゴール前まで行けないっていうのと、正直、攻撃面でも守備面でも差はあったかなって思います。このままじゃ本当にいけないなと思いました」


強豪国に勝利するためのカギは"伊東のスピード"
これまでのアジアとの戦いとは全く異なる世界との戦い。それでも攻め込まれる時間帯が続く強豪国との真剣勝負だからこそ、伊東のスピードが状況を打破するカギとなる。
「相手チームに持たれた時のカウンターは自分の持ち味だと思いますし、ゴールやアシストでチームに貢献したいと思います。個々の成長もそうですし、チームとしてもレベルアップしないといけないなと思います」


伊東が今季プレーする舞台フランスリーグ・アンは8月5日に開幕した。
残された時間はわずか。新たなクラブで進化を遂げた伊東純也が11月カタールの地でどんなプレーを見せてくれるのか注目だ。
FIFAワールドカップカタール2022
12月2日(金)日本×スペイン
フジテレビ系列にて放送
『S-PARK』旬なネタをどこよりも詳しく!
8月7日(日)23時15分から
フジテレビ系列で放送