新型コロナウイルスの感染が急激に再拡大し、流行の”第7波”に入ったことを受けて、東京都の小池知事は、今後、小学校、保育所、幼稚園での濃厚接触者の特定を行わない方針を明らかした。国からの通知を待って、医療機関や保健所に周知するという。午後2時からの記者会見で、小池知事が発表した。
千葉県の熊谷知事も、きのう、幼稚園や保育園などで、濃厚接触者の特定を行わない考えを明らかにしていた。会見で熊谷知事は、「感染者と接触があったことのみを理由として、園児の通園等を含む外出を制限する必要はなくなり、保護者の就労を妨げず、社会経済活動への影響を小さくすることができる」などと理由を説明した。
濃厚接触者をめぐっては、後藤厚生労働大臣が、きょう午後、記者会見を行い、待機期間について、現在の原則7日間を5日間に短縮すると発表した。さらに、抗原定性検査キットによる、2日目と3日目の検査で、陰性が確認できた場合、3日目には待機が解除されるという。