去年6月、さいたま市のインターネットカフェで、女性従業員を人質にとって立てこもり、ケガをさせたとして、逮捕監禁致傷などの罪に問われている、林一貴被告(41)の判決公判が、午後3時半から開かれた。さいたま地裁は、林被告に、懲役20年の実刑を言い渡した。(求刑・懲役20年)

起訴状などによると、林被告は、去年6月、さいたま市のネットカフェで、「テレビがつかない」などと言って、自分が利用していた個室に、従業員の女性を誘い出した上で、カッターナイフを突きつけ、そのまま立てこもったという。

林被告は、その後、女性を結束バンドで縛って監禁。埼玉県警の特殊班が突入するまで、およそ32時間に渡って、現場に立てこもったとされる。被害者の女性はケガをした他、PTSD=心的外傷後ストレス障害と診断されている。

今月6日に開かれた初公判で、林被告は、「監禁したという部分は合っているが、他は間違っている」と起訴内容を否認。被告人質問では、別の事件を起こして服役し、出所した後、社会生活がうまくいかず、「自分の不満を伝えよう」と思い、立てこもったことを明らかにしていた。

検察側は、「過去に類を見ない悪質な事件。被告に反省の態度もない」として、懲役20年を求刑。弁護側は「(被害女性は)部屋から出ていくことは可能だった。監禁したことについては反省している。懲役5年が妥当」として情状酌量を求めていた。

記事 952 社会部

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