JAXAが実施している、新しい宇宙飛行士の選抜試験の結果、書類審査を通過した2266人のうち205人が合格したことが分かった。これで、新しい宇宙飛行士候補は、20分の1に絞られたことになる。末松文部科学大臣が、午前の記者会見で明らかにした。

JAXAは、去年、およそ13年ぶりに宇宙飛行士の応募を実施。今回から、自然科学系の大学卒などの条件が撤廃されたため、過去最多の4127人が応募していた。このうち書類審査を通過した2266人が、先月、0次選抜として、英語と一般教養の試験を受けていた。

合格した205人は、来月、1次選抜として、医学検査やプレゼンテーション試験、資質特性検査などを受ける予定。その後、2次~3次選抜では、面接試験などが行われ、個々の能力が細かく審査されるという。来年2月ごろ、将来の月探査を担う新しい宇宙飛行士が選抜される見通し。