私がお伝えしたいのは「AIを活用したスマート養殖の拡大」です。
大手回転寿司チェーンのくら寿司はAIを活用した餌やりの機械でハマチの養殖に成功しあす(24日)から全国の店で販売を行います。これまでは離れたいけすに船で毎日行く必要のあった餌やりが2、3日に1回ですむため燃料代の削減につながるほかAIが最適な量の餌やりを計測し餌代も1割削減できます。
ポイントはこちら「養殖の技術アップで価格高騰対策も」注目です。
【注目ポイント・記者解説】
くら寿司では今年3月にもAIを活用した餌やりの機械を使用して養殖した桜鯛の販売を行いました。第二弾の対象となったハマチは桜鯛に比べそもそも機械を使って餌を与えることが困難と考えられていました。
しかし、AIを活用することで魚の食欲に応じた適切な量の機械による餌やりに成功し今後、漁業における労働者不足問題の課題解決にもつながると期待されています。今回は20トンを水揚げし全国の店で3日間販売するとしています。
2024年にはくら寿司で販売される桜鯛やハマチの3分の1ほどをこの餌やりシステムによる養殖方法を使用した魚に切り替えるということです。
(フジテレビ経済部 麻生小百合)