新潟・上越市の水族館がSNSに投稿した動画。水面から餌に向かって一直線、大きな口で素早く餌に食らいついているのはヒラメ。
迫力満点のヒラメの補食や、その意外な生態について取材した。
重さ10kgの巨大ヒラメ 豪快な食事するワケは?

新潟・上越市の水族館うみがたり。さっそくヒラメがいるエリアへ。
長谷川珠子アナウンサー:
砂底に上手に隠れているのは巨大なヒラメです

体長90cm、重さは10.8kgの巨大ヒラメ。通常のヒラメの約2倍の大きさだ。

2021年5月に地元の漁師が捕獲し、うみがたりにやって来た。
うみがたり 杉山けい さん:
「90cmのヒラメがとれたのでどうぞ」というお話を聞いたときは、嘘だろと思った

普段は砂に隠れてじっとしているが、餌のアジを顔の近くに持っていくと…
長谷川珠子アナウンサー:
大きな口でアジを丸飲みしました。すごい瞬発力です


大人しい性格のヒラメは持久力がないと言う。そのため…
うみがたり 杉山けい さん:
ヒラメは体の半分以上が筋肉。筋肉を瞬発的に使って、勢いよく獲物に飛びつく

いったいなぜ、こんなに大きく成長したのだろうか?
うみがたり 杉山けい さん::
メスはこれくらい体が大きくなる。産卵時に卵を多く持つためと言われている

目の位置が移動する!? ヒラメの不思議な生態
のびのびと大きく育った巨大ヒラメだが、こんな姿の時もあった。
長谷川珠子アナウンサー:
生後1カ月のヒラメの稚魚です。大きさは1cmにも満たないため、とても小さいですが、よく見ると目は体の両側についています

成長したヒラメの姿からは想像しがたい、稚魚の見た目。
うみがたり 杉山けい さん:
成長に伴って目が左側に寄っていく

ふ化から40日かけて徐々に右目が移動し、変態が終わると、左側を上にして砂底に横になるというヒラメ。

うみがたり 杉山けい さん:
変態前はなかなか見られないので、見に来てほしい
(NST新潟総合テレビ)