“マスクなし”で出てくるコロナ以外の感染症に備えを…子どもに「十分な栄養と睡眠」【静岡発】
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“マスクなし”で出てくるコロナ以外の感染症に備えを…子どもに「十分な栄養と睡眠」【静岡発】

マスク着用に関する国の新たな見解が示されてから、屋外でマスクをしない保育施設が増えた。ただ“マスクなし”で、これまで少なかったコロナ以外の感染症の患者が一気に増える恐れがあると専門家は指摘する。子供を守るために必要なことを聞いた。

マスク着用緩和…静岡県では未就学児は「原則不要」

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5月20日、後藤茂之厚生労働相は、「屋外で2m以上を目安として他者との距離が確保できる場合は、マスクを着用する必要はありません。徒歩での通勤など屋外で人とすれ違うことはあっても会話はほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はないことを明確化しました」と述べた。未就学児も一律に着用を求めないとし、マスク着用について政府の新しい見解を示した。

政府が出した新たな見解。未就学児は「一律に着用求めない」

政府の見解を踏まえ、静岡県は会話のない屋外でのマスク着用は不要、未就学児も原則不要などとする方針を発表した。政府の見解よりも踏み込んだ形だ。

静岡県の方針を発表する川勝知事。未就学児はマスクは「原則不要」

静岡県健康福祉部・後藤幹生 参事:
マスクは熱中症のリスクを上げると言われています。(未就学児は)もともと熱中症のリスクがある年代なので、少しでもリスクを減らしてあげようということで、マスクは原則不要であると

緩和後の街の様子は? 駅前と公園で違いが

2年以上にわたり、つけているのが当たり前となっているマスク。政府の見解が示された3日後の5月下旬、JR浜松駅前を取材すると…、

JR浜松駅前(5月23日)

電車の利用客が多い駅前ということもあってか、多くの人がこれまで通りマスクをしていた。

女性:
引き続きマスクは使っていきたい。まだ油断はできないと思います

別の女性:
屋外でもくしゃみやせきをすれば(ウイルスが)飛ぶ可能性があるので、まだ心配かな

一方で、当たり前となったマスクを外すことに抵抗感を持ちながらも、ルールの緩和に賛成する意見もあった。

男性:
いいと思います。でもマスクをずっとしていたので、あまり外したくない。顔を見られたくない。(見える部分は)ずっと目だけだったので恥ずかしい

女性:
人が密集しない場所ならしなくてもいいかな。特に暑い季節は私も子供もつらいので

暑い夏が近づく中、心配されるのが熱中症だ。政府は学校の体育の授業でもマスク着用の必要はないとしている。
多くの人がジョギングやウォーキングで汗を流す、浜松市中区の公園に来てみると、駅前とは違って、マスクを外して運動を楽しむ人が多く見られた。

浜松市内の公園(5月23日)

男性:
今まではずっと(マスクを)していたが、政府の指針が出てからは外でウォーキングをする時はマスクを外すようにしています

ジョギングの男性:
マスクを着けている時は5kmくらいでゼーゼーして、これ以上走ったら命に関わるなと思った。きょうは(マスクなしなので)10km走っても全然大丈夫で、呼吸は大事だと思いました

幼稚園は園庭“なし” 、教室“着用”

子どもたちはどうしているのだろうか。浜松市中区の早出幼稚園を訪れると、園庭から子供たちの楽しそうな声が聞こえてきた。

浜松市の早出幼稚園(5月23日)

園児:
(マスクなしで)口が気持ちいい。マスク取って遊ぶと楽しい

幼稚園では、これまでマスクの着用をそれぞれの家庭の判断に任せてきたが、政府や県の見解が示され、屋外での着用は求めないことにした。

早出幼稚園・荒巻太枝子 園長:
方針が出たので、外遊びは熱中症のリスクの方が高いから、マスクは取りましょうということで。親も納得してくれるので、方針が出たのは後押しになった

一方で教室では運動の時間などを除き、マスクを着用させることにしている。

浜松市の早出幼稚園(5月23日)

荒巻園長:
まだ市内では幼稚園や小学校で感染者が出ているので、やはり(教室でのマスクなしは)ブレーキがかかりますね。この人は楽しいのか悲しいのか、子供たちは表情で読み取っていくのでマスクをしていてはそこは伝わらないと思います

医師「感染できなかった感染症がせきを切って」十分な栄養と睡眠を

以前からマスクによる子供への影響を指摘していた、浜松医療センターの矢野邦夫医師も、政府や県の方針に賛成する考えを示した。

浜松医療センター・矢野邦夫 医師:
「屋外でのマスクが必要ない」に、私は賛成です。若い人はコロナに感染しても重症化しないのですが、熱中症になれば重症化しますから

矢野医師は「ワクチン接種が進み経口薬が使用できれば、マスクを完全に外すことができる」とも話しているが、懸念もあるという。

矢野医師:
マスクをやめることにより、(マスク着用の)2年間に感染できなかった感染症が、せきを切ったように一気に感染が始まると思うので、その準備をしないといけない。一部の人たちが(コロナ以外の感染症で)重症化した時の受け皿、ベッドの準備などをしないといけない。
特に子供たちは熱が出たりすることが非常に多くなると思う。重症化させないことが大切、そのためには体力をつけておくことが大切です。十分な食事や栄養と十分な睡眠をとることが非常に求められる

感染症への影響も心配される中、緩和されたマスクの着用ルール。私たちがマスクを完全に外すことができる日はいつになるのだろうか。

(テレビ静岡)

記事 608 テレビ静岡

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