信州での生活も1カ月。ウクライナから長野県高森町に避難している親子が、5月31日から日本語を学び始めた。3歳の女の子は、初めて保育園に。最初は緊張気味だったが、すぐに慣れたようだ。
日本語の学習開始 まずは自己紹介から…就労・就学の準備

ウクライナから高森町に避難している親子9人。信州での生活も1カ月となり、町の支援で5月31日から本格的に日本語の勉強を始めた。3歳の女の子を除く8人はまず、あいさつや自己紹介を学んだ。
「ディナです、よろしくお願いします」
「アルセーニです、よろしく…お願い…します」

日本語を学び、地域での就労や就学に生かす。
クズ二ェツォバ・カテリーナさん:
できるだけ早く仕事見つけたい、日本語勉強して仕事をしたい
スタシウク・ダビドさん:
日本語はとっても好きだよ、クールだよね
日本語教室は火曜日と木曜日の週2回開催する予定だ。
3歳のダニエラちゃん 初の保育園でドキドキも少しずつ慣れ始め…
一方、3歳のダニエラちゃんは初めて保育園に。

保育士:
ウクライナから来たダニエラちゃんです、みんなと同じ3歳です
母のディナさんらも教室の外で見守る中、園児たちと一緒に遊んでいたダニエラちゃんだったが…

ダニエラちゃん:
マーマー
母親が恋しくなってしまった様子。元気のないダニエラちゃんを心配して、園児たちが集まってきた。思わず、ダニエラちゃんの頭をなでる場面も。

保育園に預けた後、母親のディナさんは…
スタシウク・ディナさん:
日本の子どもは心がオープンで、すごく優しくててうれしかったです。娘もこれから泣かずに過ごせると思う

少しずつ慣れ始めたダニエラちゃん。日本の園児たちと仲良く遊んでいた。給食もしっかり食べて、初日は終わった。
山吹保育園・関口美千代 園長:
言葉の壁を越えて、子どもの世界の中で楽しいとかうれしいと、そういうことをたくさん感じてほしい

これからも平日は毎日、保育園に通う予定だ。
(長野放送)