6月5日、福島県いわき市内で目撃が相次いだ謎の物体。住宅街の上空をぷかぷかと浮かび、ゆっくりと移動しているのがわかる。この謎の物体は6月5日午後2時ごろ、いわき市内の住宅街に突如現れた。

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目撃者「気持ち悪い ちょっと異様な光景」

目撃者に話を聞くと…

目撃者:
気持ち悪いなっていうのが第1印象で、周りの方も結構空を見上げて写真に撮ってたりしていたので、ちょっと異様な光景でした

一体何が浮いているのか、不安を感じたという。

目撃者:
中に薬入ってて割れてばらまかれたらどうしようとか、そういうちょっと怖い話してましたね。4メートルぐらいあるような大きなものだったので、大きさでちょっと怖くなっちゃいました

謎の物体といえば、2年前にも。宮城県など、東北の広い範囲で正体不明の白い球体が目撃された。この白い球体は、一説には無線機の模型とも言われているが、はっきりとした正体は不明のまま。

正体は農業用のマルチシート

では、今回見つかった黒い物体の正体は何だったのか。

実はその正体は農業用のマルチシートと呼ばれるもの。雑草を防いだり、地面の温度を上げるために使用されるという。

この日、近くの学校でシートに少量のヘリウムガスなどを入れ、5メートルほどの気球にして実験をしていたが、紐が外れて飛んでいってしまったという。

その後、道路に落下した黒いシート。電線に引っかかったシートは住宅の2階に届くほどの大きさがある。

近隣の住民は心配そうに見ているが、幸いにも停電や交通事故などはなかった。

(「イット!」6月7日放送分より)