世界各地で感染例が相次いでいる「サル痘」について、後藤厚生労働大臣は、けさの閣議後の記者会見で、「感染症法上4類感染症として届け出の対象になっているが、国内での感染は確認されていない」と述べた上で、「発生動向を監視し必要な対応を取っていきたい」と強調した。

WHO=世界保健機関によると、天然痘と症状が似た「サル痘」の患者は、今月21日までに、これまで発生してきたアフリカ以外で、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなどあわせて12カ国92人にのぼっているという。

さらに、中東イスラエルなどでも感染例が確認され、各国への拡大が続いている。サル痘は本来、中央・西アフリカで確認されている感染症で、WHOは各国に広がる状況は、異常だとして、さらなる拡大を警戒している。

閣議後の記者会見に臨む後藤厚労大臣(24日午前 厚労省)
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社会部
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