もうすぐ母の日だが、2022年はカーネーションの花にウクライナ侵攻の影響が及んでいる。

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カーネーション価格が上昇…背景にウクライナ侵攻

色とりどりのカーネーションが並んでいるのは、東京の大田市場。
5月2日早朝から、カーネーションの競りが行われていた。

せり人:(カーネーションの花束を手に)
ミックスいろいろ~

母の日を前に、今週ピークを迎えるというカーネーションの取引。
ところが2022年は、仕入れ値が上昇しているという。

株式会社 京橋花き 藤井大専務:
母の日というところで、ふだん売れている価格よりも倍ぐらいになるんですが、今はさらに20%増しぐらいで推移していると思います

その訳は…ロシア領空が飛行禁止になっているため。
国内に流通しているカーネーションは輸入品が6割を占めていて、南米のコロンビアなどからアメリカを経由して、日本に入って来る。

ヨーロッパの貨物がロシアの上を通過できなくなったことで、アメリカに食品や医薬品などさまざまな貨物が殺到する事態に。
その結果、花を載せるスペースが減少。
日本に入ってくるカーネーションの量が減り、仕入れ値が高騰しているという。

こちらの店では、注文した分の1割から2割程度の量しか入荷の目処が立っていないそう。

Florist ITO 伊藤義明代表取締役:
母の日でも、だいたい330円で例年売ってるんですが、もしかしたらもうちょっと値段が上になる…385円くらいになるかもしれません

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