思うようにいかないと、子どもはいじけたりすねたりすることも…。今、あることがうまくできずにすねてしまった、2歳の男の子の姿が話題となっている。
母親が「5分動かない」とのコメントと共にTwitterに投稿したのが、2歳の息子さんのすねた姿。

リュックを背負ったまま、道端に寝転んでいるのだ。全身に力は入っておらず、目の前の草をいじったり、体全体を使ってすねている。
母親によると、こうなった原因は“タンポポの綿毛をうまく飛ばせなかった”からなのだそう。寝転んだ画像の足下をよく見てみると、たしかに綿毛がついたタンポポが確認できる。

この様子には「めっちゃ可愛い〜」「微笑ましい」といったコメント共に、「うちも今日やってました」「我が子もこんな時期がありました笑」といった共感が多く寄せられ、11万以上のいいねが付く話題となっているのだ(5月2日時点)。
寝転がることにあきて雑草をいじいじ
大胆にすねた息子さんだが、気になるのはその後。どのようにして機嫌を戻したのだろうか?母親に話を聞いてみた。
ーー息子さんがすねた時の状況を改めて教えて。
公園に行く途中にたんぽぽの綿毛をみつけて、一生懸命吹いていたのですが、うまく息を吹きかけることができず(まだ吹くのが難しいのか、口でふーー!!!といっていました)「できない!!!」とかんしゃくをおこして寝転びました。
ーー寝転んでいる時の様子は?
ほとんど動きませんでした。「公園行こうよ~」とか「わんわんいるよ」とかで気を引いたのですが、そのまま転がったままで、たまに小さく(ほんとに少しだけ)首を横にはふっていました。途中で寝転がることにあきてきたのか、近くにあった雑草をいじいじしていました。

ーー「5分動かなかった」とのことだが、その時の心境は?
比較的人通りは少なかったのですが、人の目もあるので、「どうしよう」という気持ちでした。また、息子は頑固なので一度いやいやスイッチが入ると抱っこしても暴れて、いやいやが長引いてしまうので、なんとか機嫌をなおしてもらわないとと必死でした。
ーーこの後はどう対応したの?
「公園でお菓子食べよう!!」というと、急に起き上がり、ニコニコしながら公園にむかって歩き出しました。息子は綿毛の事はすっかり忘れてしまったようでお菓子の事しか考えていませんでした(寝っ転がってる途中から、なんで寝っ転がったのかは忘れてしまったようです)。

ほんとに些細な事ですねます
ーー息子さんはどのような子?
感情豊かで優しくて言葉も達者なのですが、とっても頑固です。「お仕事するの!」と言ってPCの前から離れず、家で一緒にいるときに仕事をするのはなかなか大変です。
ーー普段からこのようなすね方はよくするの?
よくありますね。ほんとに些細な事ですねます。右に曲がりたかったとか、〇色の服がよかったとかです。
ーー投稿には多くの反響があるが?
我が家の日常にここまで多くの反応をいただいたことに驚きを感じております。多くが肯定的な意見で、さらに子育て世代でない方にも温かく受け入れていただいた事に驚きました。つらいニュースが多い中で息子の写真でなごんでいただけたのならうれしいです。

ちなみに、その後タンポポの綿毛には再挑戦していないそう。
まだ2歳という息子さんは、これから成長していくにつれ、できることも増えていくことだろう。タンポポの綿毛を吹けるようになった時には、この盛大にすねたことを思い出すだろうか。