北海道・知床半島沖で、乗客・乗員あわせて26人の乗った観光船が行方不明になった事故で、斉藤国土交通大臣は、きょうの閣議後の記者会見で、全国の旅客船事業者に対して、緊急安全点検を実施していることを明らかにした。

海上運送法に基づいて、発航前の検査や船舶の点検整備が行われているかなど、書類の確認や聞き取り調査を実施しているという。大型連休前の28日までに、集中的に行う方針。

また、斉藤大臣は、おとといから実施している立ち入り特別監査により、事故を起こした運航会社の社長から聴き取りを行っていることを明らかにした。監査はきょう続けられるという。

閣議後の記者会見に臨む斉藤国土交通大臣(26日午前 国交省)
閣議後の記者会見に臨む斉藤国土交通大臣(26日午前 国交省)
この記事の画像(2枚)
社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。