私がお伝えしたいのは、「ツイッターの書き込みからわかる日本の”空気感”」です。
「緊張」や「活気」「怒り」など6つの感情に関連する単語が、ツイッターにどの程度書き込まれたかを分析し、日本全体の「空気感」を読み取る方法を野村総合研究所が開発しました。直近では、円安やウクライナへの侵攻で「緊張」が高まっています。
ポイントはこちら。「災害や緊急事態宣言解除などでも変わる空気感は、株価にも連動!?」注目です。
【注目ポイント・記者解説】
野村総研が分析するのは、ツイッターに書き込まれた「緊張」「活気」「怒り」「混乱」「落ち込み」「疲れ」の6つの感情に関連する単語です。
このうち「緊張」は、地震や台風などの災害に加え、新型コロナの感染拡大やロシアのウクライナへの侵攻で高まっているとしています。ただ、ウクライナへの侵攻については、「緊張」だけでなく「落ち込み」や「怒り」も高まっていて、「なぜ止められなかったのか」といった感情も表れていると分析しています。
また、「活気」については、緊急事態宣言の解除や東京オリンピック・パラリンピックの1年前で高まりを見せているといいます。さらに、日経平均株価の変動と「活気」や「落ち込み」などには相関関係があり、この空気感が複雑に関係しながら株価に影響を与えている可能性があると指摘しています。
このデータはどう変化していくか予測できるそうで、野村総研は今後、政策の立案やマーケティングに活用できるように定期的に公開することにしています。
(フジテレビ経済部 茅野朝子)