東京・代官山の有名レストランのフランス人オーナーシェフ、アンドレ・パッションのもとで腕を磨いたパティシエの日髙一憲さん。宮崎市にフランス菓子専門店「CUMQUAT(コンクワート)本店」をオープンさせた。

季節の素材を使ったケーキから、クッキーやガレットなどの焼き菓子まで、こだわりの商品が並ぶ。

仏修道院が発祥 伝統的な焼き菓子
中田雅子リポーター:
どれもとってもおいしいのですが、中でもおすすめしたいのがカヌレです
カヌレは、フランス・ボルドー地方の修道院が発祥とされる伝統的な焼き菓子。

フランス語で「溝のついた」という意味があり、溝のついた専用の型に入れて焼き上げることから、その名が付いたと言われている。

オーナーパティシエ・日髙一憲さん:
フランスではお茶の時間によく食べられるお菓子で、日常に根付いていると思います。型に薄く蜜蝋(みつろう)を流して焼くので、それによってカリっとした食感が生まれますね

高温で長時間焼くことで生まれる、独特の風味と食感がカヌレの魅力。それを味わってもらうため、その日の販売分は必ずその日に焼く。
焼きたては香ばしく…冷蔵庫で冷やすとモチモチに
中田雅子リポーター:
外はカリッカリに香ばしくて、中はトロッとクリーミーです。ラム酒の香りですかね?芳醇な味わいが口の中に広がります

焼きたての香ばしさが特徴のカヌレだが、冷蔵庫で冷やすともちもち感が増して、また違った味わいを楽しむことができる。
オーブンで焼き戻してアイスクリームを添えれば、おしゃれなデザートプレートに。

中田雅子リポーター:
あったかいカヌレと冷たいアイスが絶妙です。カヌレが甘さ控え目なので、甘いアイスクリームと相性がいいですね
オーナーパティシエ・日髙一憲さん:
海外旅行になかなか行きづらいご時勢ですので、ぜひ本場フランスの味をご家庭でお楽しみください

ボルドー生まれのカヌレは、ワインとの相性もぴったり。

フランスを旅した気分で、シャンソンなど聴きながら味わってみては?
(テレビ宮崎)