生鮮食品や人気店のお弁当が揃う「わくわく広場」 生産者が売りたい値段で…お買い得の裏側に“直販システム”
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生鮮食品や人気店のお弁当が揃う「わくわく広場」 生産者が売りたい値段で…お買い得の裏側に“直販システム”

野菜、肉などの生鮮食品やお弁当を販売する「わくわく広場」。お値打ちの理由は、店が商品を仕入れて販売するのではなく、生産者や飲食店が店から売場を借りて直接お客さんに販売しているから。産地直送の旬な野菜など魅力的な商品が揃っている。

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多い日には1日1000人来店 安くて品揃え豊富

スーパーや洋服の専門店が入るショッピングモール・イオンタウン千種(名古屋市千種区)の1階に、「わくわく広場」はある。

わくわく広場は千葉県に本社を置く会社が運営していて、東海地方ではイオンモールなどのショッピングモールを中心に19店舗を展開。その数は増え続け、今では全国で125店舗を展開している。

店内には野菜やお肉、卵などの生鮮食品をはじめ、全国各地のこだわりの調味料が並ぶ。

女性客A:
1週間分の食材の買い出し。トマトとかブロッコリーとか。新鮮なものが多くて、お値段がお得な割に価値が高い

女性客B:
野菜でもいろんな新鮮なものがあって、珍しいものがあったりする

一般的なスーパーではあまり見かけない珍しいものも揃っている。イオンタウン千種店は、多い日には1日1000人の客が訪れる人気店だ。

人気の秘密は生産者が直接客に販売する“直販システム”

わくわく広場の人気の秘密は、お店が契約農家から野菜を仕入れて販売するのではなく、生産者が直接お店に野菜などを持ち込んで販売していること。

生産者の男性:
ネギに値段のシールを。値段は生産者がつけたい値段をつける

この「生産者登録制システム」は、生産者が店に手数料を払って消費者に直接売る場所を確保する仕組み。そのため、陳列する商品や値段などは生産者が自由に決めることができる。

一般的には私たちに商品が届くまでに複数の業者が入り、その分経費が掛かるが、わくわく広場ではその中間マージンがないため、旬なものをリーズナブルに販売することができる。

この日は、太くて立派な「大根(岡崎市産)」(248円)に大きな「白菜(豊川市産)」(213円)や「イチゴ(豊川市産)」(1パック678円)が販売されていた。

普段はあまり見かけない里芋の親芋「里芋(親)(安城市産)」(432円)やカリフラワーの仲間「ロマネスコ(稲沢市産)」(280円)などの珍しい野菜も。

生産者によって、大きさや値段が違うのも特徴だ。

“自然栽培”の野菜を週3回販売

わくわく広場で野菜を販売する生産者の一人である「自然栽培グループ とものわ」の近藤真人さんは、千種と新瑞橋のイオンに週3回野菜を届けている。

近藤さんのグループは、愛知県豊田市で約20種類の野菜を生産。今はブロッコリーの収穫時期で、農薬や肥料も使わず自然の力で育てる「自然栽培農法」で作っている。

生産者 近藤真人さん:
肥料を使わないと自然本来の栽培になり、厳しい環境の中で育ったものはぎゅっと味が詰まって味が濃い

しかし、この育て方は天候や気温などの影響を受けやすいため生産量は少なく、スーパーに大量に卸すことはできない。わくわく広場なら少しからでも置くことができ、今では自然栽培の「ブロッコリー(豊田市産)」(1袋170円)には、ファンも付いているという。

生産者とお客さんの懸け橋となる「わくわく広場」。この日は本業が金属加工業という男性も野菜を並べていた。

金属加工業の男性:
別事業で水耕栽培をやってまして、ベビーリーフと食べられるお花を。なかなか一般には出回らない野菜ですけど、徐々にリピーターさんが増えてきています

街の飲食店の弁当や総菜 スイーツも

生鮮食品だけでなく、お弁当や総菜も販売している。これも野菜と同じく出品者は登録制で、その多くは地元の飲食店だ。

ボリューム満点の幕の内弁当に、イクラやタラコが入った大きなおにぎり。ナンが付いた本格的なインドカレーなど、お弁当だけでも20店舗が出品。

男性客:
いろんな国のお弁当があって、いろいろ選べていい

さらに、フルーツサンドやシフォンケーキといったスイーツも並ぶ。

きっかけはコロナ…テイクアウト弁当を出品する中華料理店

愛知県豊田市にある「風味定食屋」は、店自慢の中華弁当を出品している。「中華飯」(734円)と「酢豚」(453円)と「エビマヨ」(507円)をそれぞれ単品で購入すると1694円だが、3つ同時に買うと1080円とお得だ。

豊田市や一宮市に4店舗を展開する「風味定食屋」は、昼時には満席になるほどの人気の中華料理店で、多い日にはお弁当など2000パックを愛知県内7つのわくわく広場に届けている。

食材を大量に仕入れることで、お店でも台湾ラーメンと酢豚や炒飯がセットになった「酢豚定食(炒飯付き)」が1180円とリーズナブルに食べられる。

この店がわくわく広場への出品を始めたきっかけは、新型コロナだった。客が減少し従業員の手が空くようになったため、2021年秋頃から弁当や総菜を出品。味と安さで話題を呼び、すぐに人気となった。

わくわく広場へのお弁当の出品を始めた人たちの多くが、様々なメリットを感じていた。

みよし市の和食店の女性:
お店だと来てくださるお客さんしかないけど、ここに置かせていただいて、範囲も広がるし客層も変わるので利点がいっぱい

守山区の中華料理店の男性:
弁当にQRコードをつけているので、アクセスしてお店に来てくれる方も結構いる。ここから知ってもらえて広がっていくのはいい

野菜からお弁当まで、生産者のこだわりが詰まった「わくわく広場」には、魅力的な商品がお値打ちに揃っていた。

(東海テレビ)

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