ロシアのウクライナ侵攻をめぐる政府の対応を「聞かざる、見ざる、言わざる、そして動かざる外交」と評して、速やかな追加制裁を主張した。
佐藤氏は、15日に開かれた外交部会などの合同会議で「聞かざる、見ざる、言わざる、そして動かざる外交をやっていては、G7の中で批判を受けてもおかしくない」と述べた。
佐藤氏は、これまで「アジアの空路、海路がロシアの抜け穴になっている」として、ロシア機の領空乗り入れを禁止するなどの措置が必要だと主張。9日には、岸田首相と官邸で会談し、こうした措置を行うよう要望していた。
15日の会議で佐藤氏は、岸田首相との会談について「速やかに追加制裁をすべきだとの党内議論が、十分に伝わっていないという大きな問題意識を持った」として「政府に速やかな是正を強く求めていきたい」と強調した。
また、佐藤氏は、ウクライナの首都『キエフ』がロシア語の発音に由来したものであるとして、政府答弁などを念頭に「ウクライナ語の『キーフ』いう形でやるべきだ」との主張を展開した。