バス車内にアート作品を展示

コロナ禍で落ち込んだ利用者を回復させようと、岡山市のバス会社が車内に絵画を展示する「アートバス」の運行を始める。2月9日、一足早く報道関係者に公開された。

両備ホールディングスが運行を始めるのは、バスの車内に瀬戸内にゆかりのあるアーティストの作品を展示する「アートバス」。

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車内には実物の作品を含む約20種類のアート作品が展示されていて、QRコードから作品を購入することもできる。

「小さいギャラリーのような空気感を…」

瀬戸内国際芸術祭が開催される2022年、主な舞台の1つで、会場の島々の玄関口でもある玉野市とJR岡山駅を結ぶ路線で運行される。
このバスは、コロナ禍で約2割落ち込んだ利用客を回復させようと、1月25日まで運行していた「プラネタリウムバス」に続き、新たに企画された。

ペインター・辻孝文さん(岡山県在住):
普段美術館などに行かない人も、小さいギャラリーのような空気感を感じてもらい、良かったら本物の美術館に足を運んでもらえたら面白いと思う

両備グループ・松田敏之グループプレジデント:
バスの中でアートを楽しむということは、過去にはなかったと思う。スマホを見るのではなく、アートを見て、新たな気持ちでバスに乗ってもらいたい

アートバスは2月10日から12月末まで、JR岡山駅と玉野市の区間で、2月は木曜から日曜に1日3往復運行され、通常料金で利用できる。

(岡山放送)

岡山放送
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