山門が額縁となりまるで絵画のよう…「香嵐渓」で注目の撮影スポット

東海地方屈指の紅葉の名所として知られている、愛知・豊田市の「香嵐渓」。
2020年は新型コロナの影響で出店とライトアップが中止になったが、今年(2021年)、見ごろを迎えた香嵐渓に行ってみると、屋台グルメと幻想的なライトアップを楽しむ人で賑わっていた。

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名古屋から車で約1時間。愛知・豊田市足助町の「香嵐渓」は、約4000本のもみじが絶景を織りなす東海地方を代表する紅葉の名所だ。

天候にも恵まれた11月17日、見ごろを迎えたもみじが渓谷を彩る「香嵐渓」は、大勢の人で賑わっていた。

飯盛山の山裾沿いに伸びる散策路を進むと、背の高いもみじが道を覆うように生い茂る、通称「もみじのトンネル」がある。

女性客A:
日が当たってくると赤の色がすごいきれいって感動しています

女性客B:
久々です、なかなか出られないものですから、今日はすごくうれしい

女性客C:
紅葉の季節は毎年来るんですけど、去年は出れなかったので…。今年は緊急事態宣言も明けたし、自然を見て癒されたいと

朝日を受けた赤や黄色のもみじが、キラキラと輝いていた。
飯盛山の中腹にある「香積寺(こうじゃくじ)」の参道にある山門は知る人ぞ知る人気の撮影スポット。山門が額縁のようになり、まるで絵画のような美しさだ。

女性客D:
太陽がいい感じに照らしてくれているので、よく映えている

定番の「みたらしだんご」から「とろろうどん」まで…名物グルメ勢揃い

昼近くになると、駐車場は満車に。グルメが楽しめる「香嵐渓広場」も、たくさんの人で賑わう。

国産の豚肉を炭火で香ばしく焼いた「炭焼きフランクフルト」(300円)や「みたらしだんご」(120円)、竹筒に入った「とろろうどん」(800円)に「子持ち鮎」(900円)など名物グルメが揃う。

男性客A:
友達がSNSであげていたので、それで来たいなと思って

女性客E:
子持ちの鮎です、美味しいです。外食も久々です

気兼ねなく遠出ができ、皆さん嬉しそうだ。

女性客F:
空気がおいしいし、解放感があります。もみじが本当キレイ。鮎もおいしいしね

紅葉と屋台グルメ。どちらも楽しめるのが醍醐味だ。

地元食材をたっぷりと…野菜主役のランチプレートが人気のカフェ

新たなスポットもオープンしていた。2021年8月にオープンした地元食材を使ったカフェ「Frank the 539」。

白を基調とした店内は、大きな窓で開放感がありオシャレな佇まい。

一番人気は焼きたてのベーグルと、色とりどりの惣菜がのった「ランチプレート」(1380円)。総菜は、地元農園の有機野菜をたっぷり使っている。

店主の女性:
2種類のにんじんのラテ。すごく甘くておいしい。カブと揚げ豆腐とキノコをバルサミコ酢で炒めています

天然酵母を使ったベーグルは、店内で焼いている。生地はモチモチ、小麦のほのかな甘みと香りが楽しめる。

女性客G:
見た目はきれいで、体によさそう。素材の味がおいしい

女性客H:
珍しいお野菜もあるみたい。これ何だろうと

ベーグル(220円~)は、バジルやチョコなど5種類を販売。さらにひよこ豆や鶏ひき肉の具だくさんの「カレーライス」(1200円)も人気だ。

女性店主は、「地元の人たちが集える場所を作りたい」と土産物店だった空き家を改装し、この店をオープンした。

昼とは違う表情に…2年ぶりのライトアップで幻想的な世界に

午後4時過ぎ。香嵐渓に通じる国道は大渋滞…。ライトアップを目当てに、さらに人がやって来くる。

日が暮れた午後5時頃からライトアップは開始。照明に照らされた飯盛山が夜の闇に浮かび上がり、昼とはまた違った幻想的な景色が広がる。2020年はコロナの影響でライトアップは中止となったため、2年ぶりの開催だ。

男性客B:
紅葉に圧倒されました

女性客I:
1、2年ぶり、久々に外の空気吸えてよかったです

見事な香嵐渓の紅葉。ライトアップは、11月末まで行われた。

(東海テレビ)

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