作家・僧侶の瀬戸内寂聴さんが、11月9日午前6時すぎに心不全で亡くなった。99歳だった。
瀬戸内さんは体調不良のため、10月から入院、加療していた。
葬儀は近親者のみで執り行われるということで、後日、都内で「お別れの会」が行われる予定。

(撮影:新潮社)

瀬戸内寂聴さん経歴
1922(大正11)年5月15日徳島生まれ。東京女子大学卒。1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。1973年11月14日平泉中尊寺で得度。法名 寂聴(旧名 晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。1998年に『源氏物語』の現代語訳を完訳(全10巻)。2006年文化勲章を受賞。