秋篠宮家の長女・眞子さまが、婚約が内定している小室圭さんと年内に結婚される方向で調整が進められていることが、9月1日明らかになった。なぜこのタイミングだったのか、社会部宮内庁担当・宮崎千歳記者が解説する。

結婚への固い意思

加藤綾子キャスター:
眞子さまと小室さんが年内の結婚を調整中ということですけれど、気になることを教えてください。まず1つ目、なぜこのタイミングだったのでしょうか?

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社会部宮内庁担当 宮崎千歳記者:
まず1つに、お二人の結婚への意志が変わらずに大変固いということ。また、小室さんのニューヨークでの就職の目処が少しついたということで、焦点の一つだった結婚後の経済基盤、生活基盤の見通しがついてきたということ。

また、秋篠宮さまがここ数年お誕生日の会見で、眞子さまの件について考えを示してこられましたが、2021年11月にもお誕生日の記者会見があるので、その段階では、結婚への道筋がついた状態でお話になることが望ましいと、そういうことも背景としてはあるのではないかと思います。

一時金は受け取らない意向

加藤綾子キャスター:
続いて2つ目は、皇族が皇室を離れられる時に支払われる一時金ですが、これはどうなるのでしょうか?

社会部宮内庁担当 宮崎千歳記者:
眞子さまに支払われる一時金は1億3千万円あまりではないかと見られています。関係者によると、眞子さまは受け取りにならない意向を示していらっしゃって、一部で「一時金目当ての結婚ではないか」みたいな声もあったりしましたが、決してそうではないという思いが胸中におありなのかなとも思います。

一時金というのは、皇室としての品位を保つ生活のために国から給付されるものなので、眞子さまのご意向で決まるものではありません。皇室経済法という法律に基づいているので、これから政府の検討が必要になってくると思います。

アメリカでの生活は皇籍離脱後

加藤綾子キャスター:
3つ目です。眞子さま、アメリカで生活されるということなのですが、一時金を辞退するとなるとアメリカでの生活、住まいや警備などはどうするのでしょうか?

社会部宮内庁担当・宮崎千歳記者:
皇室を離れられて、一般での生活になるので、国費で賄うということはもうなくなります。ご自分たちで生活されることになります。護衛なども、これまで付いていたものは基本的になくなりますが、例えば天皇陛下の妹・黒田清子さんが結婚後、しばらくは警視庁が目立たない形で、ソフトランディングするような形で護衛を続けていたという例もありました。

ただ、生活がアメリカとなると、また状況は違ってくるのではないかと思います。

流れとしては、婚姻届を提出することで、皇籍を離脱されて、一般の戸籍が出来てからパスポートを申請したり、現地での生活のためのビザ申請といろいろな手続きが進んでいくので、結婚されてすぐに現地で新しい生活を始められるというわけではなくて、おそらく手続きにはある程度の時間はかかるのではないかと思います。

加藤綾子キャスター:
手続きなどが終わった後アメリカに行かれるのではということですが、正式に結婚が決まった場合は、どのような形で発表になるのか、お二人で揃って会見ということもあるんでしょうか?

社会部宮内庁担当・宮崎千歳記者:
いつ婚姻届を出して皇籍を離れられるのか、一時金をどうなさるのか、そういったことがひと通り固まった段階で宮内庁が発表すると思います。
お二人での会見は、秋篠宮さまも求めているので、これは本当に結婚の最終的な段階で行われるのではないかと思います。

加藤綾子キャスター:
4年に渡っての婚約期間を経てということで、お二人の強い気持ちを感じますね。


(「イット!」9月1日放送より)