感染拡大で不安の中、学校では2学期がスタートした。

感染拡大の中 2学期がスタート

8月25日、新学期を迎えた東京都江戸川区の小学校では、たくさんの荷物を持った子どもたちが元気に登校した。

感染対策として、始業式はオンラインで実施。校長先生は子どもたちに、感染予防の徹底を呼びかけた。

この記事の画像(10枚)

校長先生:
引き続きマスク、人と人との間を空ける。これはみんなで徹底していきましょう。一人一人が守ることが、みんなの安全を守っていろいろなことができることにつながります。

コロナ禍で迎えた2度目の夏休み。子どもたちはどのように過ごしていたのか。

男子児童:
コロナウイルスだから、おうちにずっといました。
女子児童:
勉強がんばってたり、オリンピック見たりしました。

2学期の過ごし方を聞いてみると…。

女子児童:
いっぱい遊びたいです。
男子児童:
コロナにかからないようにしたいです。

校舎には、約1か月ぶりに子どもたちの元気な声が戻っていた。

「新学期の開始時期の延期も検討すべき」

8月24日の夜開幕した東京パラリンピックは、8月25日から競技が始まり、子どもたちに試合の観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」が始まった。

車いすフェンシングを観戦する子供たち。密にならないよう人と人の距離を空け、手拍子で声援を送っていた。

Courtesy NHK
Courtesy NHK

その試合会場には、8月23日に再来日したIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長の姿もあった。

Courtesy NHK
Courtesy NHK

パラリンピックのため再来日したバッハ会長。8月25日、政府が国民にテレワークなどをお願いする中での再来日に、分科会の尾身会長は強烈な不快感を示した。

政府分科会・尾身茂会長:
やっぱり国民にお願いしているんだったら、オリンピックのリーダー・バッハ会長がなんでわざわざ来るのかと、普通のコモンセンス(常識)なら(判断)できるはずなんです。
もう一回来たから、銀座も一回行ったんでしょと、一般庶民としてそう思います。

また尾身会長は、学校再開について「学校が再開するとまた感染拡大が起こり、医療ひっ迫もあり得る」と述べ、「自治体の判断で新学期の開始時期の延期も検討すべきだ」との考えを示した。

政府分科会・尾身茂会長:
可能であれば夏休みの延長ということは、始まる時期をある程度延ばすというのは、各自治体の判断で検討する方がいいと思う。

(「イット!」8月25日放送より)