全国三位のお茶の産地…三重・鈴鹿市で作られるこだわりの「伊勢抹茶」

三重・鈴鹿市の茶畑に、伊勢抹茶を生産する工場がある。工場に併設されたカフェでは、注文が入ってから茶筅で点てる「伊勢抹茶ラテ」がいただける。

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三重県は、静岡、鹿児島に次いで日本茶の生産量が全国三位のお茶の産地だ。中でも鈴鹿市は、お茶の生育に適した温暖な気候と保水性の高い土壌で、県下最大の産地となっている。

東名阪自動車道の鈴鹿インターチェンジから車で5分の所にある「伊勢抹茶株式会社」。

この工場では、抹茶の原料となる「碾茶(てんちゃ)」を生産し、京都や大阪などの問屋に年間約200トンを卸している。

「碾茶」は、まずは収穫した茶葉を蒸気で蒸しあげ、風で吹き上げながら冷却。水分を取り除いて、葉の重なりをほぐす。

そして、熱伝導率の高いレンガ造りの炉に入れて、高温で乾燥させると完成だ。

すり潰すと美しい色合いの伊勢抹茶が出来上がる。

感じる抹茶そのものの甘さ…併設したカフェでいただく「伊勢抹茶ラテ」

工場に併設されたカフェ「ISE MATCHA CAFE」では、この抹茶を使った「伊勢抹茶ラテ」(500円)が味わえる。

注文が入ってから茶筅(ちゃせん)で点てた香り豊かな抹茶を地元産の牛乳とあわせる。

抹茶本来の味を楽しんでほしいと、甘さは一切加えない。

苦みもなく、抹茶そのものの甘い香りのラテが楽しめるお店だ。

(東海テレビ)

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