レスリング男子65キロ級決勝で、乙黒拓斗選手(22)がアリエフ選手(アゼルバイジャン)に苦しみながらも第2ピリオド残り15秒でポイントを奪い、金メダルを獲得した。

試合後のインタビューでは、涙で顔をくしゃくしゃにしながら、
「苦しいことが多かったが、周りのひとのおかげてちょっとづつ前に進んで本当に夢を叶えられてうれしいです。五輪も(自分の出番が)最終日で、違う競技でも金メダル取ったり、本当にすごいプレッシャーだった。レスリング(フリー)でも、今大会メダル取れていなくて自分にまわってきて…。それでも皆が自分を勝たせようとしてくれてうれしいです。(五輪が)開催されると信じてやってきた準備がラスト30秒で生かされてポイントを取ることができた。兄が前日に負けて、2人で金はかなわなかったが自分が頑張った。サポートしてくれてありがとうございました。」
と語った。

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