加藤キャスターの結婚を祝福 14歳の素顔

インタビューを行ったのは、加藤綾子キャスターが結婚を発表した直後、冒頭飛び出したのは「加藤アナウンサー、ご結婚おめでとうございます!」のお祝いの言葉だった。

加藤キャスターに少し照れながらお祝いの言葉を送ってくれたのは、飛び込み界期待の新星 玉井陸斗(たまい・りくと)選手14歳。そんな玉井選手に、加藤キャスターが聞いた。

14歳でオリンピックに挑む玉井選手
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加藤キャスター:
14歳の年齢でのオリンピック出場となりますが、ご自身でどのようにうけとめていらっしゃいますか?

玉井選手:
もともとは去年13歳の時点で出場出来れば良かったなって思ったんですけど、延長して1年でだいぶ競技的にも精神的にも成長したんじゃないかなというふうに思うので、14歳になってからの方がやっぱり良かったかなって思いますね。

「14歳になってからの出場で良かった」と語る玉井選手

小1で出会った「飛び込み」の世界

玉井選手の武器は、ずば抜けた身体能力の高さ。空中でのダイナミックな演技や水しぶきをあげない「ノースプラッシュ」と呼ばれる美しい入水を作り出している。その玉井選手が飛び込みを始めたのは小学校1年生の時。通っていたスイミングスクールで飛び込みの体験教室に参加したことがきっかけだった。

玉井選手が飛び込みと出会ったのは小1

そこから徐々に頭角を現し、おととし、シニアデビューとなった大会で、史上最年少となる12歳で優勝を果たした。身長1メートル43センチ(当時)、腹筋は6つに割れるという12歳とは思えない体つきだった。まだあどけなさが残るこの時から見据えていたのは、「オリンピックに出てメダルを取ること」だった。

2019年、史上最年少の12歳で室内選手権優勝

「夢の舞台」オリンピックが1年延期して感じたこと

加藤キャスター:
玉井選手にとってオリンピックというのはどのような大会ですか?

玉井選手:
世界のトップの選手達が各国で争って勝ち上がって来たんで、そこで一緒に自分が戦えるというのはだいぶ誇らしいですね。夢の舞台ですね。
 

コロナ禍、なかなか水中での練習が出来なかった

その夢舞台に向け、日々練習に励んできた玉井選手だったが、オリンピックの開催が1年延期となったのだ。

加藤キャスター:
去年のオリンピックが1年延期になるとなった時はどのような気持ちでした?

玉井選手:
13歳で出場という最年少記録というのもかかっていて、そういう記録も塗り替えたいなと思っていてちょっと残念ではあったんですけど、今思うと1年延期した事でプラスになったことが多い。

飛び込む直前、呼吸を整える

コロナ禍の1年で感じた成長と14歳の素顔

コロナ禍のこの1年は、思うように練習場が使えず十分な実戦練習ができなかった玉井選手。しかし馬淵コーチの指導のもと、両脇からロープで引っ張られ、足の先から手の先まで一直線になるトレーニングも実施。まさに空中でのフォームを整えるための練習だ。こうした陸地でのトレーニングによって、自分の基礎を見つめ直した玉井選手。

陸地でのトレーニングがさらに玉井選手を強くした

ストイックな練習の合間に、どんなリフレッシュ法があったかと聞く加藤キャスターに、「ゲームだったりアニメを見ることだったり、最近で言えば東京グールとかアニメを見て、あとは進撃の巨人などのアニメも漫画も読んだり」と話す。競技では大人顔負けの演技を見せるが、素顔は14歳の中学生だ。

世界トップクラスの大技「109C」で挑む!

この2年間では身長は10センチ以上伸びて1メートル56センチとなり、体重も15キロ以上増えた玉井選手。オリンピックに向けてここぞという時に披露してきた大技の完成度を高めている。

加藤キャスター:
自分のどんな飛び込みを見てほしいって言うのはありますか?

玉井選手:
自分が一番難しい技として「109C」という前4回転半の技があるんですけど、空中での宙返りのスピードだったり、最後には入水でノースプラッシュ(水しぶきをあげない)を頑張ってするのでそこを見ていただきたい


玉井選手が挑む「109C」とは、わずか2秒の間に両足を抱え、前方に4回転半する世界トップクラスの大技。成功すれば高得点が狙える。

美しい入水、ノースプラッシュを目指す

この大技を武器に、夢舞台へと歩み始めた玉井選手。インタビューの最後に、加藤キャスターが開幕が迫るオリンピックへの決意を色紙に書いてもらうと、玉井選手はこう答えた。

「『決勝進出』と書いたんですけど、これは自分の最低目標として決勝進出をして、最大の目標はメダルを獲得するという目標です」

決意を聞かれ「決勝進出」と書いた玉井選手

(「イット!」6月11日放送)