沖縄・奄美 梅雨入り

5日、沖縄・奄美の梅雨入りが発表されました。沖縄では平年より5日早く、去年より11日早くなっています。全国各地の梅雨入りの時期はどうなっているのでしょうか?

この記事の画像(4枚)

梅雨入りを平年の日付で見てみると、九州南部が5月30日、四国は6月5日、関東甲信が6月7日などとなっています。あと約1ヶ月で各地も梅雨入りということになりそうです。北海道では梅雨入りの発表はありません。

西・東日本の今年の梅雨は7月の中旬ごろまでと期間は平年並みでも、平年より雨の多い梅雨になる可能性があって、傘が手放せないことになりそうです。

なぜ日本に梅雨?「引き金」は“ヒマラヤ山脈

ジメジメして憂鬱で長く感じてしまう梅雨。日本の梅雨の長雨は、何が引き起こしているのでしょうか?天達気象予報士の解説では、梅雨をもたらすものの1つは「ヒマラヤ山脈」だというのです。

世界の屋根と呼ばれているヒマラヤ山脈。標高は約8000m級です。この高さのあるヒマラヤ山脈に西から吹く偏西風がぶつかり、枝分かれした風が日本の北で合流することになります。

そこでオホーツク海には、冷たい高気圧が形成され、南には夏の高気圧がひかえていることから、これらの異なる高気圧の間で梅雨前線が停滞しやすくなるのです。
このような地球規模の風の流れにより日本の梅雨が長期間になっています。

日本に梅雨がもたらされるのは、“ヒマラヤ山脈”が大きくかかわっているのです。
農作物には恵みの雨である一方、近年では大規模な災害をもたらすこともある梅雨。
空を眺めながら、ぜひ、いざというときの備えも忘れずに。

(めざまし8 「アマタニ天気」 5月5日放送)