サウナバスで観光振興

北海道当麻町で国内初というバスが3月12日、公開された。 このバスは、移動しながら楽しめるサウナバスだ。

背景には、町の賑わいを取り戻そうとする自治体と、その思いに賛同したある人からの寄付があった。 当麻町の広場にある一台のキャンピングカーで何やら賑わいが…

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サウナー 加藤容崇さん:
最高です。やっぱり木のいい香りがしますね

サウナー 林克彦さん:
川沿い、湖、森の中でやるとロケーションも変わっていいですよね

実はこのバス、移動しながらもサウナが楽しめる、国内初と言われるサウナバスだ。

当麻町 村椿哲朗町長:
新たな可能性を切り開く。そして、全国各地のサウナ―たちの夢を乗せた全国初のキャンピングサウナバス

サウナバスとは、本場・フィンランドにもある移動式のサウナのこと。

荒川健太郎記者:
サウナ室に入ると、優しい木の香りがします。移動中であれば、流れる景色を楽しみながら、汗がかけるという優れた逸品です

サウナ室内は、本格的なストーブが備えられ、温度は80度で気持ちよく汗をかける空間だ。
 開発したのは、当麻町の町工場。

トウマ電子工業 只野憲弥社長:
ふつうの車と違うのは、走っている時もサウナを楽しめる。走行中は(火を使わない)遠赤外線で入っていただく。どこか場所を見つけて、ロウリュで楽しむという2つの楽しみ方ができるのが一番の魅力です

これ一台で、冬は雪山、夏は川沿い、好きな場所で景色でサウナを楽しむことができる。
これまで、町内には、サウナ施設が1か所しかなかったが、町はバスが止まれる特別なスポットづくりを進めていく予定だ。 官民で進めるサウナの町プロジェクト。 きっかけは、意外なものだった。

ツイッターより:
ふるさと納税8億円の寄付先を探しています。アイデアやご意見をください!

ツイッターでこう発信したのは、衣料通販大手ZOZOの創業者・前沢友作さん。 このツイートに、全国150以上の自治体が反応したと言われている。

当麻町の村椿哲郎町長も、その一人。

当麻町 村椿哲朗町長:
日本一"ととのう”当麻町の自然環境で何かできないかなと

村椿町長は、町の自然とサウナを融合したプロジェクトを提案。 前沢さんの賛同を受け、500万円の寄付を受けることになった。

当麻町 村椿哲朗町長:
サウナが全国的に注目されているし、当麻町と木育の組み合わせは、すごく親和性が高いなと感じました

大きな決断をしたあとは、元々好きだったサウナで心身ともにリフレッシュをする村椿町長。 寄付をきっかけに、サウナブームに乗ろうと町を挙げたサウナバスの製作が始まった。

 これまでにない特別な体験を目指してこだわったのは…

トウマ電子工業 只野憲弥社長:
すべて町の木材を使用するということで、それを加工し表面に張り付けていく

内壁材や、燃やす炭、今後はサウナ石などすべてが「メイドイン当麻」を目指す。

当麻町 村椿哲朗町長:
もともとの地域資源を活用できるように、官民共同になることで効率的で魅力的なサービスが生まれるのかなと感じている

前沢さんのツイートが、きっかけとなったサウナプロジェクト。 今後の町の財産とできるのか、熱い視線が注がれている。

当麻町 村椿哲朗町長:
ここにしかない価値が当麻町にありました。すばらしい。気持ちいい!

このサウナバスは4月中に完成し、5月初旬には、マチのふるさと納税などでレンタルが始まる予定だ。

(北海道文化放送)